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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
6
沖縄「島豆腐」の話。だが内容的には沖縄の近現代史、東南アジアまで視野を広げた、壮大な物語でもある。沖縄の豆腐はご存じの方は今さらの話だが、庶民の食生活に欠かせないものとして定着していたものである。若い世代が島豆腐をどの程度身近に考えているかはやや不安もあるが、居酒屋などでは、誰もがお世話になるメニューだろう。その製法とそこから生まれる独特の食感や風味など、主に作り手の話と同時に、豆腐がどこから伝来したかも含めると、いわゆる琉球の歴史、琉球弧のアジアでの存在が見えてくる。平和でこそ豆腐であることを実感する。2023/06/27
takao
3
☆沖縄では、豆腐作りの際に、にがりを混ぜるのではなく、海水をそのまま使う。2023/01/16
林克也
3
昨日読了。偶然、ではあるが沖縄の屈辱の日に沖縄関係の本を読み終えることが意味することは、「おまえ、部外者ツラして沖縄に興味持っててもダメだ、なんでもいいから行動しろよ!!!」と言うことか。 シマ豆腐に限らず、新鮮な豆腐は熱いという、考えてみれば当たり前のこと、日本固有の文化?良くも悪くも今の日本が成り立っているのは近隣諸国があればこそ、ということ、そして十六世紀後半に明が衰えたことが「キリスト教」という商事会社が日本に進出してきた直接の原因だったということを、一回よく考えてみろよと教えてもらいました。 2019/04/29
Hiroki Nishizumi
3
良かった。対象をシマ豆腐に絞込み、関連する文献の整理と関係者へのインタビューを繰り返しひとつの物語をまとめる。これは相当以前になるが鶴見良行のナマコ、村井吉敬のエビに通じるものがあると思った。そして内容も勿論面白く参考になるが、その著者の愚直なまでの取り組み姿勢に特に感心した。2014/07/29
ホダカ
1
沖縄に行った時に、少しでも沖縄のことを知りたくて買ったんだけど(本土では見かけなかったし)。 豆腐作りを通して、沖縄の生活が垣間見えたり人々の強さが感じられたかな。2015/02/08