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内容説明
悲哀を、差別を、闇の恐怖を、復興を、希望を、安らぎを教えてくれた、「日本漫画」に捧げるオマージュ。
目次
偉大なる魔術師―杉浦茂
少女の満洲―上田としこ
かぎりなく平穏な日常―わちさんぺい
いやなこというね―前谷惟光
南海からの帰還―水木しげる
ぼくは日本少年だ―益子かつみ
いつまでも喧嘩、喧嘩―伊東あきお
衝突する宇宙―大友朗
蛇になったママ―楳図かずお
屈辱、復讐、執念、修行―平田弘史〔ほか〕
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年大阪箕面に生まれる。東京大学で宗教学を、大学院で比較文学を修める。明治学院大学教授として長らく映画史を講じた後、現在は映画と文学を中心に批評活動に専念。ボローニャ大学、コロンビア大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授、客員研究員を務める。斉藤緑雨文学賞、サントリー学芸賞、桑原武夫学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
16
小学生の頃、繰り返し読んだ手塚治虫のブッダ。虫プロが倒産し、COMが廃刊する等、手塚が一番苦しい時期に連載を開始したという。著者は、手塚がブッダを書き続けたのは一種の精神の自己治療ではなかったかと述べているが達観である。実際、シッダルタが悟りに近づくにつれ、手塚自身の苦境も打開されていった。2018/09/08
kiho
9
希望や夢を与えてくれた数々の漫画作品を、当時の鮮烈な記憶とともに解説してくれる一冊☆知らない作品でもその存在の大きさが伝わってくる♪漫画だからこその魅力って思った以上に大きい!2014/02/18
いか
1
色々なものにさらっと系譜を指摘する手際が鮮やか。2020/04/20
わとそん
0
ふつう2014/07/03