原発裁判

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267018848
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

内容説明

「脱原発」を求める住民の訴えはなぜ“100パーセント敗訴”だったのか!?国家と裁判所がつくった「原発安全神話」の虚構を討つ。

目次

第1章 福島第一原発事故の歴史的意味(マンハッタン計画と原子力発電のスタート;機能性と危険性―軽水炉は諸刃の剣 ほか)
第2章 軽水炉の安全審査指針と安全審査の虚構(原子力委員会と原子力安全委員会の誕生;活断層の真上に建設された柏崎刈羽原発 ほか)
第3章 原発訴訟の論点と判決の根拠(日本で起こされた約二〇件の原発訴訟;原発訴訟は住民側がすべて敗訴 ほか)
第4章 機能喪失した司法の客観性(日本の司法制度は「三権分立」である;津波被害を想定していない米国の軽水炉 ほか)
第5章 改めて運転差し止め訴訟の現実(安全性と経済性の危ういバランス;「一〇〇〇万分の一」の大事故は「想定外」 ほか)

著者等紹介

桜井淳[サクライキヨシ]
物理学者、技術評論家。1946年群馬県生まれ。東京理科大学理学研究科物理学専攻課程修了。理学博士。専門は物理学・安全論・技術論・科学技術社会論。日本原子力研究所では材料試験炉炉心安全解析に、原子力安全解析所では原子力発電所(大飯3号機と4号機、浜岡4号機、女川2号機)の安全解析に従事する。現在は原子力発電所のシステム安全論の研究を中心に、テレビや新聞、雑誌で積極的に発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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