内容説明
俺は、どこに行くのだろうか。一体、どんな力が俺の中に眠っているのだろうか―。昭和36年、沖縄。鮮やかな自然と濃密な人間模様の中で流れるゆったりとした時間が、若者たちを大人へと誘う。
著者等紹介
又吉栄喜[マタヨシエイキ]
1947年沖縄県生まれ。琉球大学法文学部卒業。73年浦添市職員となり、その傍ら小説を書きはじめる。80年『ギンネム屋敷』で第四回すばる文学賞受賞。96年『豚の報い』で第一一四回芥川賞受賞。以降、執筆活動に専念し、沖縄の自然・風習を“近代”から守りたいという思いで創作を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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