内容説明
何処かにきっとあるにちがいない昔の姿や「昭和の東京」を求めて旅にでる…古きよき時代をもとめて路地や町を歩く。
目次
文人たちが歩いたまち(美術館を歩いて町のなかへ;水の城下町・上州小幡 ほか)
旅は映画に誘われて(歩くことから始まる;父親気分 ほか)
猫の尻尾に訊いてみる(又なでに来ていいでしょうか;公園の猫を引取った ほか)
青いインキに言葉をのせて(猫を見送る;「昔」を振り返る ほか)
著者等紹介
川本三郎[カワモトサブロウ]
1944年東京生まれ。評論家として活躍。文学、映画、演劇など執筆は多方面にわたる。「大正幻影」でサントリー学芸賞、「荷風と東京」で読売文学賞、「林芙美子の昭和」で桑原武夫学芸賞・毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きゅー
12
エッセイ集。府中の美術館で見た「山の駅」という絵に興味を惹かれ、そのまま絵が描かれた中央本線の「上野原駅」まで行ってしまうとか、なんと優雅で高踏な生活だろうか。昔の古き良き東京を、静かに愛でるようなエッセイが多く収録されている。2020/06/24
ma-ko
3
いや〜よかった。書かれている対象のことすべてに愛を持ってらっしゃるんだなぁと感じました。特に「柴田宵曲のいた時代」がよかったです。2010/01/30
mammy0410
2
サラッとして、抑制の効いた美しい文章で日々の街歩きなどをとりとめもなく描いていて、とても上質な時間を過ごすことができた。 この方も麻布出身だったのかと偶然知った。 かみしめるほどにいい味わいの随筆集。2015/03/04
やまべ
2
これはいい。珠玉の文章がいくつも。2009/09/09
ss
1
雨の日のお迎えで、傘を持って駅までお迎えに行く。やったことはないんだけど、ノスタルジーを感じるのはサザエさんでだ! と思いついたらサザエさんが無性に見たくなった。 映画のこともいくつか書かれているので見たい映画が増えたのも嬉しい。 2020/7/72020/07/07