出版社内容情報
竜鳳並び立つ
呉国に着いた玄徳は孫権の母に気に入られ、孫夫人と正式に結婚。周瑜の策は裏目に出た。周瑜は孫夫人を連れて帰国する玄徳を追うが、玄徳軍にあざけられ血を吐いて倒れる。荊州返還の策までも孔明に見抜かれ、周瑜は天を恨み夭逝する。
玄徳の陣に「伏竜」孔明と並ぶ「鳳雛」と称されたホウ統が加わった。これを知った曹操は、まず背後を衝かれぬよう西涼の馬騰を討とうと都に呼び寄せる。馬騰はこの機に曹操殺害を企てるが、事前に密告され命を落とす。
馬超は父のあだを討つべく韓遂とともに立ち上がり、長安城を落とす。
目次:
甘露寺/十字紋石/贅沢の蜜漬/脱出/男まさり/孔明の読み/銅雀台/荊州往来/周瑜の最期/将星を見る/鳳雛去る/馬騰と一族/密告者/征呉南伐軍/西涼の強兵/長安落城
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くぅ
40
半分まできました。"能ある鷹は爪を隠す"とはよく言ったもんだと思う。孔明って凄いんだけど、でも、やっぱり…う〜ん、仲良くしたくないわ。劉備は味方につけたんだけども…私だったら敵に回すよりはいいけど、やっぱ味方にもしたくないかなぁ、あんまり。…と、まぁ、そんなもんでなんだか周瑜がかわいそうだった。明らかに敵わないのに、喜んじゃったりしちゃって…。負けるってわかっててもなんていうか周瑜の方が人間味があるっていうか、無駄に敵を増やさないというか。ちょっと抜けてるくらいの方が人は魅力的なのかも。2020/02/19
kagetrasama-aoi(葵・橘)
33
「三国志」第十五巻。『周瑜と竜鳳』半分まで来ました。伏竜、鳳雛の二人を得た玄徳。これからですね!「こうして西涼の雄馬騰は、無念の涙をのんで、その生涯を閉じた。」の文章が印象に残りました。この時代からこんな罠が‼️人の営みは変わらないと言うことなんですね。2022/11/25
Squirrel
10
劉備が簡単に酒と女におぼれるなんて意外。でも、それをわかっていた孔明がまた凄い。劉備の妻となった孫権の妹君、凛々しいですねぇ。三国志は男率が高いので、女子にも少し頑張ってほしいんだけどな。将の鎧兜はそれぞれのデザインがあるのだが、馬超の兜のデザインは個性的です。そして、乗ってる馬もブチの馬だった。巻末のコラムに書かれていたが、私生活の描写がないことに気付く。それがあれば登場人物への思いも少し変わるかもしれない。でも、それがないから自分で想像したりする楽しみもあるのかもしれない。これで半分読み終わりました。2011/05/08
mass34
5
周瑜と諸葛亮。二人のコントラストの描き方が絶妙。2015/12/03
みのにゃー
4
玄徳の新しい夫人がいい。イケメンの周瑜が残念。いい人っぽい魯粛が後継者?目まぐるしく歴史が動く。2015/10/24
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