出版社内容情報
三顧の礼
曹操のもとへ向かう徐庶は、玄徳との別れにさいし、隆中で隠遁生活を送っている諸葛亮孔明が伏竜だと明かす。
玄徳は三顧の礼で孔明を迎えた。
曹操は南方攻略を開始し、十万の兵を新野へ向けた。孔明はこれを博望坡で迎え撃ち、勝利を収める。
荊州では劉表亡き後、蔡瑁はニセの遺言状を作って幼い劉?を国王にすえ、曹操に降伏した。
目次:
偽手紙/諸葛孔明/母と子/孔明を訪ねて/雪千丈/三顧の礼/お家騒動/曹軍侵攻/博望坡の戦い/酔えぬ美酒/劉表の死/降伏/孔明 新野を焼く/難民
三国志関連地図
三国志通講座⑩「怨霊」 井波律子(国際日本文化研究センター教授)
「三国志」から「項羽と劉邦」へ―人形たちへの思い 川本喜八郎(人形美術家、アニメーション作家)
内容説明
「将軍はここ(西蜀五十四州)に国を興し、曹操の野心を砕くのです」。孔明、天下三分の計を玄徳に説く。
著者等紹介
横山光輝[ヨコヤマミツテル]
1934年(昭和9年)6月18日、兵庫県神戸市須磨区生まれ。銀行員、映画会社宣伝部員を経て、55年「音無しの剣」でデビュー。56年「鉄人28号」の連載を開始、大人気となる。ヒット作品はジャンルを問わない。2005年1月に完結した「殷周伝説」が遺作となった。91年「三国志」で漫画家協会賞優秀賞、04年「全作品」で文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
39
「三国志」第十一巻。『孔明の出廬』いよいよ孔明が登場。子供の頃から孔明=賢い人って刷り込まれてるけど…。劉備の軍師になってからの活躍で、凄い人だってわかるけど…。何故「三顧之礼」する程の人物だと劉備が知っているのか、描いて欲しかったです。張飛の怒りに同調してしまいました(*^^*)。2022/11/14
くぅ
29
ついに孔明が登場。いつの世も賢い人間はいるものだなぁと感心はするのだけれど、、、でも私はちょっと足りなかったが故にこの状況になってしまう徐庶の方が好きだなぁ。2020/02/09
Squirrel
12
まず徐庶のお母さんについて、同じお母さんとして聡明さを感じつつも、そこまでしなくてもと思う。そして、孔明が登場。劉備の超お気に入りとなるわけですが、張飛がヤキモキする気持ちもわかりますねぇ。巻末の三国志通講座は怨霊について書かれていましたが、この漫画では後で出てくるかどうかわからないが、関羽の怨霊怖いよ。私は見てなかったが、NHKの人形劇についての話もおもしろかった。2011/05/04
ふうてんてん
8
孔明が出てきた〜。単福が曹操に騙される形で曹操側に行ってしまい残念だったが、孔明が味方に加わった。玄徳の粘り強いアプローチ、流石です。後半追い詰められつつも曹操軍に対抗していく玄徳達、面白くなってきた。あとがきに人形師の川本先生が登場。NHKの人形劇懐かしいです。2015/12/21
今日は決算前
3
◎ 横山光輝による漫画三国志。遂に、三国志の主人公とも言える諸葛亮孔明登場。この巻は、徐庶を手放す事になった劉備が三顧の礼を経て孔明が幕下に加わる所から、新野にいる劉備を曹操の大軍が遅い、新野から江陵に向かうまでの物語。孔明の戦略策略が冴えわたる。劉備の出世物語も孔明を得てからである。人材も揃って来ている。まだまだ自国を得られない劉備は流浪する。【図書館本】2021/12/13
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