東京江戸歩き

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  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267017551
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

まだ江戸の残影が残る東京の町を、山本一力は歩いた。
高知から上京し、新聞配達に明け暮れた十代。社会人になり初めて青春のホロ苦さを知った二十代。そして、そんな心を癒してくれた下町・・・。小説家が熱き想いをこめてつづる東京慕情。

内容説明

山本一力の青春の「記憶」を辿るフォトエッセイ。

目次

深川―お手を拝借…家内安全、商売繁盛
千駄木―あの欅には白薩摩が似合う
湯島―新旧が同居した町だった
神田―鮨食いねえの店はどこですか
浅草―かつて今戸には味わい深い銭湯があった
神楽坂―武家より女性が似合う町
日本橋―お江戸日本橋七ツ立ち
小石川―黒澤明の『赤ひげ』を観てきた
駒込―ドジなおのれにため息をついた
隅田川―振り返れば勝鬨橋目の前には佃島〔ほか〕

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年高知県生まれ。おもに時代小説を中心に執筆。1997年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞受賞

金澤篤宏[カナザワアツヒロ]
1959年愛知県生まれ。十九歳の頃から写真を撮り始める。現在、さまざまな雑誌、広告等を舞台に、美の瞬間を提示し続ける。東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

半べえ (やればできる子)

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★★2013/06/16

よし

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1962年(昭和37年)に上京した作者と東京。著者が歩いてきた東京風景と江戸の残り香。深川、神田、浅草、隅田川等、作者の思い出を描きつつ、その地の歴史を顧みる。作者は高知出身、上京し新聞配達をし就職。やがて事業に失敗、多大な借金を抱えながら作家を志し、成功する。そんな作者の歴史が写真とともに綴られています。昭和37年からですから、様々な著名人のエピソードも。石原裕次郎、黒澤明、力道山などなど。これぞ昭和の香りです。わたしは、様々なエピソードの中に出てくる文化的な話も良かった。池波正太郎のエピソードも然り。2013/01/12

tohoho

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団塊世代の筆者が、東京オリンピック開幕二年前に高知から上京し、日々表情を変えていく東京のノスタルジー。青春の「記憶」を辿るフォトエッセイ。まさに、「三丁目の夕日」。2012/11/11

kwy8791

0
宮部みゆきの『平成お徒歩日記』みたいなのかと思ったら、著者が上京してからの思い出を場所に托して語るエッセイ集だった。ちょっとさびしそうな文章が実にツボだった一冊2011/02/06

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