潮文学ライブラリー
スカラムーシュ〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267015885
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ナントの劇場を脱出した主人公ルイは、大革命前夜のパリに登場する。そして剣の修行に打ち込み、名剣士と謳われるまでになる。激動のフランス大革命期を舞台にルイの縦横の活躍は続く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

116
怒濤の展開を見せる後半。主役のアンドレルイは、スカラムーシュでいることをやめざるを得なくなり、フェンシングの先生として身をたてる。彼は革命に積極的に関わるのかと思ったら、革命はいつの間にか進行していて、革命は背景であった。時折出てくるだけのリシュルーのイヤな奴ぶりの描かれ方がとても印象的。運命とは生まれや宿命であって純粋に自ら切り開くものだけではないということや三銃士的な物語の進め方など、まさに古典的コメディだが、書かれたのは20世紀初頭。2016/05/11

星落秋風五丈原

22
【ガーディアン必読1000冊】フランス革命を背景に動乱に巻き込まれていく主人公。スカラムーシュは下巻早々で辞める羽目に。そして登場する出生の秘密。2021/04/04

ポテンヒット

5
アンドレ・ルイの壮大な復讐劇。フランスの動乱の様子も絡んでラストまで一気に読ませてくれた。あんまり予備知識なく読んだけど、予想以上に面白かった。それにしても、支配階級の政治が腐敗して、デモが起き内乱、新しい政党が台頭するが腐敗…どこの国もこのループを延々と繰り返しているのだなと思った。2021/05/30

素子

2
面白かった~。フランス革命よく知らないけど、ドラマチックで面白かったし、なにせ、スカラムーシュが、かっこいい。頭脳明晰で、身体能力高いなんてズルイ(笑)紹介してくださってありがとうございました。2014/03/02

ミチル

2
アンドレルイという架空の人物を通して、フランス革命前半の粗筋を楽しく知る事ができた。市民と貴族両方の立場から客観的に描かれているため、冷静に読むことができる。2009/07/09

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