内容説明
フランス革命期に彗星のように現れ、たちまちにしてヨーロッパに大帝国を築き上げたナポレオンは、1815年6月、ワーテルローの戦いで、イギリス、プロイセンを主軸とする対仏連合軍の前に屈し、アフリカ大陸のはるか西方、セント・ヘレナの孤島に流刑の身となる。彼を乗せた護送艦ノーサンバーランド号がイギリスのプリマスを出港したのは1815年8月9日。本書は、ナポレオンの随員数名のうちの一人、書記役ラス・カーズによる孤島での貴重な記録の精粋である。やがてナポレオン終焉の地となる島が近づいている。すでに十月も半ばになろうとしている。
目次
1 上陸
2 ロングウッド
3 新任総督
4 死の影の下で
5 落日の栄光
6 別離
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
10
困窮と屈辱と過去の栄光と病気とプライドの最期。最後の筆者(ナポレオンの忠実な従者てか伯爵)にあてたお手紙がちょっとじーんときた。2020/02/24
May
1
ラス・カーズ著小宮正弘訳。1999潮出版。セント・ヘレナ島に随行したラス・カーズが書き表した日記の抄訳である。セント・ヘレナでのナポレオンの日常や、思い出話など数々のエピソードに満ちた内容となっている。ただ、ラス・カーズの日記については、その内容の信憑性に問題があったと記憶している。ナポレオンの死後2年で出版されたこともあり、潤色されたものであるとの記述をどこかでみた気がするのだ。 いずれにしても、この本の場合、ナポレオン好きの方以外には何ら面白みもないものであろう。 2001年3月読了。2001/03/01




