出版社内容情報
曹操暗殺計画が発覚した。曹操は計画に加担した者の一族郎党を斬殺し、20万の大軍で徐州めざして進撃を開始した。
玄徳は袁紹に救援を求めたが、袁紹は子どもの病気を気にして兵を出さない。
玄徳軍の夜襲作戦は失敗に終わり、小沛城も徐州城も落ちた。
残るは関羽の立てこもる下邳の城だが、曹操は関羽を生け捕りたいという。
張遼がその役を引き受け、関羽を城から出撃させて、その隙に下邳城を奪うと、単身、関羽のもとへ赴いた。
目次:
毒殺計画/徐州落つ/降伏の条件/臣道/白馬の野/まき餌の策/避客牌/関門突破/関西の周倉/汝南の古城
〔付録〕
三国志関連地図
官渡決戦前の曹操の動き
三国志ビジュアル 円山応挙筆「関羽図」解説 黒川孝宏(亀岡市文化資料館長)
「私の曹操」 川本喜八郎(人形美術家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
48
ここでも関羽と曹操の騙し合い。というか、関羽のごますりが上手すぎて、かなり笑ってしまう。関羽のような強さと主君への従順さ、曹操が関羽を欲しがる気持ちがよくわかる。しかし、きっとこれも曹操が玄徳を誘き寄せる策だったかもしれない。どこまで本音なのか、まったく本音なんてものはないのか、色々と可能性を考えてしまうところが、この物語の面白いところなのかもしれない。30巻読み終えたら、小説を読みたいな。2019/10/30
Lee Dragon
26
関羽の巻でしたね。忠実すぎるぞ関羽さん、好きになり申した。「首が胴から離れるぞ」って関羽に言われたらすぐ降参すると思う。張飛の兄だけあって包容力が凄い。2018/12/30
黒猫
22
三国志の名場面である関羽の千里行。曹操が関羽を配下に加えるために様々なもてなしをするが、関羽は劉備に対する忠義の心を示し、関羽は白馬の戦いで袁紹配下の猛将である顔良、文醜を斬り曹操へも義の心を示して劉備のもとへ旅を続けていく。確かに曹操が関羽を配下にしたい気持ちはわかるが、曹操の配下にも関羽に劣らない優秀な配下がたくさんいるのだから、関羽のように扱ってやれよとも思う。典韋なんて曹操を守る為に矢を浴びて死んだんだから。去る関羽に対して、最後には気持ちよく別れの挨拶をする曹操にも清清しい気持ちになる。2019/10/09
reeree
15
[http://mediamarker.net/u/reeree/?asin=4267014493] ・「毒殺計画」 ・「徐州落つ」 ・「降伏の条件」 ・「臣道」 ・「白馬の野」 ・「まき餌の策」 ・「避客牌」 ・「関門突破」 ・「関西の周倉」 ・「汝南の古城」 関羽大活躍。2016/03/18
0607xxx
14
董承の曹操暗殺計画もすぐに発覚し、追われる身となった劉備軍は義兄弟3人散り散りに…そして、一時的に曹操の下につく関羽と関羽が主役の巻。最後に登場する張飛が相変わらずだが、そこに親しみやすく良い。2018/04/29
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