感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
108
手塚治虫の代表作『ブッダ』の第1巻。この巻では物語は始まったばかりで、ブッダは登場しない。ひさしぶりに読んで、こんなに重たい話だったのかと驚いた。エンタティメント的な要素は少なくて、生きることはなぜこれほど苦しいのか、という問いかけがなされる。過酷な人生を生きながら、優しさと天真爛漫さを失わないタッタが心の中に刻み込まれる登場人物だった。2015/03/11
アキ
81
1972年手塚治虫44歳時の作品。全12巻の第1巻。カピラヴァストウの城で、スッドーダナ王が身ごもったマーヤ王妃と話している。マーヤは夢で白い象が右の脇の下から身体に入ったと。攻めてくるブダイの王は、ワニに襲われたところ急死に一生を得て、命の恩人のチャプラを奴隷の身分であったことを知りながら後継者として立てる。アシタ僧の弟子ナラダッタは南へ進み、神になるべき人を捜し、浮浪児タッタに出会う。タッタがヘビに飲み込まれるのを見て、初めて、なぜウサギが自ら炎の中に入り、人間に食べられようとしたのか理解した。2020/03/29
財布にジャック
68
「聖☆おにいさん」に登場するブッダに興味を持ちました。しかし、ブッダのことをあまりにも知らな過ぎて、ネタが全く理解不能なので、この手塚さんのブッダを全巻大人買いしました。まずは1巻を読み始めましたが、ブッダはこの巻には登場していなくて残念です。それにしても、さすが手塚さんの漫画はスピード感のある展開でグイグイと引っ張られてあっという間に読了!そして、漫画とはいえ訴えかけてくるものを感じます。2011/10/23
紅香
31
『人間はなぜ苦しむのだろう。なぜ生きるのだろう。なぜこんな世界があるのだろう。なぜ宇宙はこんな世界を作ったのだろう』現在の世界でもこの問いの答えは空白のまま。人々は相変わらず唱えている。なぜ苦しむのだろう。なぜ生きるのだろうと。今から三千五百年前のインドを覗いてみよう。奴隷が奴隷から一生逃れられなかった時代。今よりもより一層死が近かった時代。ひたむきに生きた素朴な彼らから大切な何かを得ることが出来るかもしれない。空白の欄に何か頭をよぎるものが見つかるかもしれない。そんなことを期待して。ブッダの旅が始まる。2019/05/06
あこ
29
B コミック。ブッダが産まれる前の話。奴隷の子チャプラと賎民の子タッタが魅力的。2023/04/08
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