時雨の記

時雨の記

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163147208
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

二十年ぶりの再会が二人の心に火をともす──。初老の実業家と夫と離別し一人くらす女性の、命のかぎりに燃えた、美しく切ない恋

内容説明

二十年ぶりの再会がふたりの心に火をともす。美しく切なく。『マディソン郡の橋』の日本版といわれているおとなの恋の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

spree

1
心の鎧を外せる場所(人)を見つけられた人は幸運なのでしょう。そんな人がどれくらいいるのでしょうか?そして、幸せの価値観が「他人との比較」から、「自分の心はどうか?」に変わっていくと厄介だなと思う反面、それに従い行動に移せる人を羨ましく思います。幸せって、年齢って、生きるって、満たされるってどういうことかとたくさん考えました。それでもきっと、理想郷のヒントは自分の中にあるのでしょうね。2018/10/06

Ribes triste

1
人の心と心がつながる。何もなかったと言ってしまえば、それまでかもしれないが、何かあるからこそ思いは残る。人を思い慈しむことが、生きる孤独を支えてくれる。2015/03/23

茶坊主

1
美的感覚としてはあり、なんでしょうが。 都合良すぎ、の違和感拭えず。大人のおとぎ話?2012/09/19

mamimami

0
これも30歳で読んだ。泣いたな~。

Katsura Uehara

0
プラトニックな大人の恋。不倫を美化と言ってしまえば身も蓋もないですが、多江が茶道具や文学に造詣が深く、毎日を丁寧に生きている女性として描かれているところにひかれました。それにしても、40代って、こんなに落ち着いているものなのかー(・_・;2013/05/06

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