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内容説明
銅の原子を百パーセントエネルギーにかえてとぶ、新推進力の宇宙船を開発した科学者シートンが、悪漢デューケン博士と戦う宇宙冒険物語。
著者等紹介
亀山龍樹[カメヤマタツキ]
1922年佐賀県に生まれる。東大インド哲学科卒。主に児童向けノンフィクションの執筆、英米児童文学の紹介に励む。1980年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
21
昔、小学生の頃、名東図書館でむさぼり読んだスペースオペラが、時を越えてアニメ絵の表紙になっていた。驚き、驚き!!精霊の守り人を借りに行って懐かしい本を見つけてしまった。笑2018/11/25
ソルト佐藤
9
たぶん、このままだと読まないまま終わると思うので児童書で読んでみる。流行のファスト読書? 抄訳なので、展開は早く。それでも、金属Xを見つけだす過程はきっちりと書き。その思考にはちゃんと科学を感じられて面白い。払い下げを安くするためのせこいビジネス感覚もアメリカンで面白い。重力井戸に落ちるピンチも科学的な面白さがあってよい。主人公と相棒は、二人ともイケメンで背も高くて、スポーツマンでなにも隙がない。昔にしても、平面過ぎない?(笑2022/07/09
永田 誠治
6
1928年作品。あとがきによると、E.E.スミスというこの作家は、当時まだ世に知られていない原子力利用エンジンを取り扱っており、広島に原爆が落とされたのが1945年のことと考えると、筆者が実際に執筆した1920年には神のごとき先見性。また今では珍しくない太陽系の外へ飛び出すということを史上初めて書いた作家とのことで、日本人にはほぼ馴染みがないながらもSF史に名を刻む1人。また悪役のデュケーンにも人気が出て、今でいうスピンオフも作られたというから、ほんとSFって内容だけでなく色んな意味で時代を先取りしてる。2020/12/26