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出版社内容情報
キャプテン・フューチャーたちのまえになぞの事件がもちあがる。一億年まえの惑星カタインからのSOSだ。愛機コメット号に乗って大冒険の旅に! 小学生中学年から
内容説明
はるかな未来―人類は、火星や、金星や水星や木星にしんしゅつし、太陽系連合という、大きな世界にひろがっていた。そのころ、太陽系のあちこちでおこる事件をしらべ、かいけつしていく、フューチャーメンといわれるグループがあった。太陽系一の科学者カーチス・ニュートン、脳だけの学者サイモン・ライト博士、ロボットのグラッグ、合成人間のオットー―この四人こそ、太陽系連合の平和と安全をまもるチャンピオンたちだった。そのフューチャーメンたちのまえに、ふたたびなぞの事件がもちあがった。宇宙をただよう小惑星ママーから、あやしいSOSの信号が、つたわってきたのだ。しかもそれは、一億年まえ、なぞの爆発をしてすがたをけした惑星カタインからの、SOSだった!かくて、フューチャーメンたちは、愛機コメット号にタイム・エンジンをつけ、はるか一億年の過去の世界へと、大冒険の旅にでた。小学校中学年~高学年向け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩 音像(utaotozo)
31
全集がそろったものの個人的になかなか読み進められない、本家のジュブナイル版。太陽系誕生の光景のダイナミズム、既知の美しい天文現象の起源を見せるスペクタクル、タイムトラベルの問題をさらなるタイムトラベルで解決するパズル、所謂ご都合主義も目立つが、まさにタイトル通り冒険の連続で飽きさせない。その昔、高校生時代に「こういうネタでSFが書ける!」と興奮していたアイデアがあっさり使ってあり、さらにほかの同種のネタをまとめて一気に料理してある!当時この一冊さえ読んでおけば、余計なことを考えなくても良かったのにと苦笑。2017/08/31
tochi
6
★★★☆☆図書館本。BISビブリオバトル部で紹介されていて、気になり読んでみた。最近はこういうの読んでなかったけど、読んでみるとわくわくして楽しかった。2017/06/03
in medio tutissimus ibis.
5
なんか文庫版の表紙にはこの本に影も形もなかった半裸の美女がいるみたいなんだがどうなってるんだぜ? とにかくキャプテン・フューチャーが過去に行くって一点で笑えて来る。細かな科学的あれこれの粗はあとがきでも言われていたが(個人的には気軽に放射線使い過ぎなのが気になった)、それを覆して根幹の設定がいい。ラストの稀有壮大な宇宙スペクタルはその光景が浮かんでくるようだったし、タイムトラベルした先での問題がまさに時間移動でしか解決できない問題だってのがとにかく美しい。でもこの技術、シリーズものだと絶対足かせになる…w2016/08/26
alleine05
4
キャプテン・フューチャーシリーズ作品を読むのはこれが初めて。かなり昔に書かれた作品であること、普通のSFより科学考証が弱く物語的な面白さを優先する傾向にあるスぺオペであること、児童書版であることもあって、すさまじいまでに世界観や展開がツッコミどころ満載なんだけど、とりあえずスケールの大きさはすごかった。2014/12/30