出版社内容情報
『母の友』表紙絵より厳選―野にひっそりと咲く花の美しさと,花とたわむれる小人が見事に調和した画集。★第26回小学館絵画賞 小学生高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
90
素朴な草花に魅せられる郷愁を誘う画集。安野さんの草花を絡めたエピソードが添えられている。〈人間があらためて意識しないどんな小さな部分にも、自然は息づいて、目を見はるような世界をくりひろげているのである。〉さり気なく絵の中に溶け込んでいる小人たちの姿が愛らしい。2020/03/21
びわこっこ
43
安野光雅さんの風景画は、よく見るが、ホタルブクロやカワラナデシコ、カラスウリ等の野の花と一緒に、描かれた小人たちが風景の一部になって、メルヘンチックです。🍀🙆それぞれの絵に描かれた野草の解説が絵の裏ページにあって、どこで見つけた野の花なのか、まで解説されています。小人は野の花の妖精なのかな?2023/06/20
sofia
41
個人的に好きな絵本。レンゲやシロツメグサなど小さいときに遊んだ野の花が出てくる。2019/11/24
遠い日
15
可憐でノスタルジックな佇まいの野草たち。花のなかに紛れ込んだ小人たちのしていることを覗くのも楽しい。右ページには絵。左ページにはその花にまつわるエッセイ。安野さんの花を見つめる目は、淡々としたもの。余計な思い入れをこめないところが、いい。あるがままの姿の美を感じているからこそ。巻末のあとがきに変わることばに、そのスタンスがよく表されている。2016/09/08
おはなし会 芽ぶっく
8
【第26回 小学館児童出版文化賞】2023/09/10