少年少女歴史小説シリーズ<br> 木曽の杣うた

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少年少女歴史小説シリーズ
木曽の杣うた

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  • サイズ A5判/ページ数 199p
  • 商品コード 9784265930104
  • NDC分類 K913

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

27
昭和24年ごろからの20年間、山で働く人びとの生活や伝統を取材してきた著者による「少年少女歴史小説」。◉創作とはいえ、山の風習・風物(鷹の子取り、大ワラジの伝説など)をよく織りこみ、木材の切り倒し方、修羅による山からの出し方「木曽式伐木運材法」の成立を見るところがクライマックス。秀吉の亡きあと、江戸城築城などの歴史の裏側(1600年前後、慶長のころ)、山深い木曽の山中に生きた労働者一人ひとりにスポットをあて、杣人たちの日々を伝えています。→2021/08/19

yoneyama

8
登山愛好家として、信濃歴史愛好家として、16世紀末木曽谷ローカルフィクションがたまらなく面白い。戦国末期の伐採技術や、技術者たちの出身地由来、技術、習俗に至るまで具体的なイメージが出来上がった。 稲藁ではなく藤蔓でわらじを編み、ヒノキ、サワラ、アスナロの見分け方もわかる。鷹狩りの鷹の育て方も。茶坊の厳しい境遇、武田、織田、豊臣、徳川に変わる目まぐるしい時代、全て盛り込んだストーリーで木曽式伐木運材法の由来を知る。 こうして継承された木曽谷の山々を、私は巡り歩く。実際の地理が頭にあるのが楽しい。2021/09/19

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