出版社内容情報
広島にピカドンが落とされて,見わたすかぎり焼け野原に。人びとは小さなたけやぶに逃げこんだのですが…平和の大切さを伝えます。 幼児から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
19
広島に住んでいたことがあって、被爆した木々はそそここに生えている。牛田も近所で、まさかイタチがいるとは知らなかった。原爆に関しては、創作話も含めてあらゆる形で教育される。創作が事実と混同しないように気をつけねばならないし、未経験者がどうやって経験者の話を次ぐか難しいところがある。風化するところは風化するしかないと思ってみてもする。2016/12/06
ヒラP@ehon.gohon
16
広島こんな場所があることをを初めて知りました。 広島原爆を語るために、まだそこにあるのでしょうか。 メルヘンチックな絵が、すこし現実感を薄くしているようで残念なのですが、説明がなければただの竹やぶを、忘れないためにも、貴重な絵本です。2023/08/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
広島近郊の竹やぶにいるイタチからおじいちゃんが聞いた話、という語り口。焼け野原になった広島から、命からがら竹やぶに逃げてきた人々、竹やぶは優しく包んでやることしかできませんでした…2019/06/27