出版社内容情報
記憶力抜群の少女アガサは探偵学校に通ういとこのラリー、執事のケントとエジプトへ。王家の谷で盗まれた石版はいったいどこへ?
サー・スティーヴ・スティーヴンソン[サースティーヴスティーヴンソン]
中井 はるの[ナカイ ハルノ]
patty[パティ]
内容説明
アガサたちは、アフリカ大陸北部のエジプトへ飛ぶ。ルクソールにある王家の谷では、考古学者たちが謎多きファラオの墓を掘り起こそうとしていた。これは、大変な歴史的発見になる可能性がある。だが、その墓の発見に関する記述がある貴重な石版が盗まれてしまった…。
著者等紹介
スティーヴンソン,スティーヴ[スティーヴンソン,スティーヴ] [Stevenson,Steve]
イタリアの作家。ボローニャ大学にて心理学系の研究チームに所属していた。イタリアやイギリスで長らくゲーム関連の出版にたずさわったのち、児童文学作家となって活躍
中井はるの[ナカイハルノ]
子どもの誕生を機に、児童書の翻訳や本作りに興味を持ち、絵本作家のアシスタントなどを経て書籍の仕事を始める。『木の葉のホームワーク』(産経児童出版文化賞受賞/講談社)などを翻訳している
patty[PATTY]
イラストレーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシ
6
セレブお嬢様探偵。表紙で喜ぶ小学生がいるかも。2021/07/12
歩月るな
5
シリーズ第一作目。内容は簡単なのだけれども、スピーディに必要な事を描いていくということも大切なのだなと思わされる。探偵学校の生徒はラリーなのだけれども、そのサポートにアガサが頼られる。学校の成績はスパイ科目以外が落第というラリーは探偵よりスパイを目指している節があるので、やっぱり主役はアガサなのだろう。ラリーがどうして探偵学校に通えているのか疑問視したり強気なハイスペックお嬢様アガサの冒険は続く。もしかして現代イタリアの作家の本を読むのは初めてなんじゃないだろうか。やっぱりケントさんが素敵なのである。2017/12/02
Eri
1
娘小2図書館。 お嬢様のアガサと執事のケントの組み合わせが面白い。 いとこのラリーがスパイ学校に通っていて、その課題なのに、解決するのはアガサって、それはいいのかなー?ラリーは全然役に立っていないような気がするけど……2020/10/12
郷里
1
世界旅行的な気分で読める、児童向けライトミステリ。子どもが主役の探偵ものはどうしても制約が多くなるので、アガサの突き抜けたハイスペックセレブっぷりがいっそ清々しい。世界中にいる親戚が出先で面倒見てくれるのも便利な設定。しっかり者の少女と頼りないIT系男子、元プロボクサーの執事という組み合わせが楽しい。2017/03/26