出版社内容情報
仲良しのカモメがプラスチックを飲みこんでしまい、入院することに。
浜辺をきれいにする〈おそうじパーティー〉を開いたステラ。
女の子の小さな行動が、大きな変化を生みました。
海洋に流入するプラスチックごみは、年間800万トンにのぼるといわれおり、
持続可能な社会・環境をめざすうえで大きな問題となっていることは、
だれもが知るところです。
プラスチック製のストローや、包装が紙製やリサイクル可能なものなどに代わってきたり、
エコバックが浸透してきたりと、社会の意識も徐々に変化を見せています。
この絵本が伝えているのは、大きな変化を生み出すのに重要なのは、
「小さな初めの一歩」や「おもいやり」です。
身近なところから、自分にもできることを探して、行動してみよう。
そんな気持ちにしてくれる物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
ゴミを拾うだけでなく、企業に手紙を書いたり、町の人との協力できたりもする…。そんな気づきも促してくれるとても素敵な絵本です。娘が真剣に読んでいました。…最近感想は何も言ってくれないんですがね~。2022/01/30
ヒラP@ehon.gohon
32
さり気なくプラスチックゴミによる自然破壊、生態の危機を、描いていますが、とても深い絵本です。 人が無意識に棄てていたプラスチックゴミ、空に放った風船や、様々なものが生き物を苦しめ、無意識でいた人間に仕返しをしようとしている実態を痛感しました。 この絵本は海辺の風景で話を終えていますが、海に浮遊するプラスチックゴミを食べた魚を食べたら、知らないうちに自分もプラスチックを食べてしまうことを想像しました。 2022/01/11
わむう
25
世界で問題になっているプラスチックによる環境問題への啓発のための絵本です。2020/09/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
24
環境問題を考える絵本。小さなステラが考え、言葉や行動したことで、多くの賛同する人が動き出した。声にしないと伝わらない、一歩踏み出さないとなにも変わらない、それをちいさなステラが教えてくれます。巻末に現在起っている環境問題や、子どもたちが一歩踏み出してくれた素晴らしい活動が書かれています。2020/11/16
shiho♪
21
SDGs絵本。次男と一緒に読みました。幼児から低学年向け。 ステラのもとに毎日遊びに来てくれるカモメのミューちゃん。貝殻など贈り物をもってきてくれますが、最近はストローやおかしの袋ばかり。そしてミューちゃんがプラスチックごみを飲み込んでしまい、具合が悪くなってしまいます。 そこからのステラの行動力が素敵です。おそうじパーティーと題したイベントを開催。町のお店もお掃除だけでなく、プラスチックの削減に協力します。子どもでもゴミを拾ったり、会社や学校に訴えたり…アクションは起こせるのだなぁと感心しました。2021/02/18
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