なんでもないなつの日「夏の夕ぐれ」

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 23X23cm
  • 商品コード 9784265850792
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

農場の家族は屋外で夕食。家畜たちもえさをもらい、牛たちは夕焼けを背に草をはむ。特別ではない、かけがえのない「平和」な日。

ウォルター・デ・ラ・メア[ウォルターデラメア]

カロリーナ・ラベイ[カロリーナラベイ]

海後礼子[カイゴレイコ]

内容説明

英国を代表する詩人・幻想文学作家ウォルター・デ・ラ・メアの詩「Summer Evening」。夏の夕空には、みんなをバラ色にする魔法があります。

著者等紹介

デ・ラ・メア,ウォルター[デラメア,ウォルター] [de la Mare,Walter]
英国の小説家、詩人(1873~1956)。優れた児童文学作家、幻想文学・怪奇小説の名手として知られ、“幼な心の詩人”と称される。1947年、カーネギー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

191
広大な自然のなかで農業を営んでいる、なんでもない夏の日の夕暮れの絵本。かけがえのないひとときにホッとする。野原で家族団らんをしていると、ネコが膝に擦り寄り、おねだり。突然、ネズミを追いかける姿を見て、愉快に吠えているイヌ。のどかな時間は過ぎていく。広い牧場でのんびりするウシやブタといっしょに、夕焼けを浴びている。三日月だね。もうそろそろ戻ろうか。今日も明日も明後日も、このままでいられたらいいのにね。みんなそれぞれの食事をして、ゆったりとした宵を迎える。なんでもない夏の日が、特別なひとときだったと懐かしむ。2024/09/15

シナモン

173
のんびりとどこまでも平和で平穏な夏の夕ぐれ。幸せってこういうことなんだろうな。オレンジと黄色をベースにした景色に心落ち着く一冊でした。2020/09/03

ヴェルナーの日記

146
デ・ラ・メアの詩にカロリーナ・ラベイのイラストで構成された絵本。デ・ラ・メアの素朴な詩に牧歌的なラベイの絵が上手くマッチングする。詩自体は100字余りで、その行間をイラストで埋めて、イラストだけのページが全体の半分以上を占める。しかしながら、そのイラストにも一つの物語が込められており、読者が想像の翼を広げれば無数(読者の数だけ)の物語が飛び出していくに違いない。タイトルの『なんでもないなつの日』の原題は”Summer Evening”で、ある田舎の農家に暮らすとある家族の夕暮れ時を描いた心温まる内容。2017/04/06

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

67
ある夏の夕暮れ。オレンジ色に染まる空。庭でくつろぐ農家の家族。パパの足元でのんびりしていた猫はねずみを追いかける。犬小屋でほねをかじっていたじいさん犬も、その後を追う。さらに農家の子どもたちもついていく。豚も、がちょうも、牛も馬もの〜んびり。ごはんを食べて、あとは眠るだけ。でも、もう少し、ちょっとだけ、燃えるような空を見ていよう。夕暮れどきが黄昏どきに変わるまで。何も特別なことがない、かけがえのない時間。自分の心の中にもこんな空がある。2016年7月初版。2016/08/01

yomineko@ヴィタリにゃん

61
なんでもない夏の日でも、農場&牧場の一日は特別だと思います。こんなに美しい夏の日ならいいのに、、、都会の夏はもう嫌だなぁ~🎐2024/12/06

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