出版社内容情報
算数の概念はわかっているのに計算ができない算数障害であることを先生に見出されて、適切な指導を受け、頭角を現す男の子の話。
【著者紹介】
【バーバラ・エシャム・文】
内容説明
算数ならだれにもまけないと思っているマックス。ところが、トペル先生が計算問題をやるときに時間をきそわせるようになってから、算数ができなくなってしまいます。「どうして、ちゃんと家で勉強しているのに、テスト本番では頭も心もフリーズしてしまうんだ」とあせるマックス。ある日、マックスの両親は「算数のことで…」と学校からよびだされるのですが…。著名な数学者の多くが、じつは計算が苦手だったことをごぞんじですか?つまり、マックス同様、数の概念を理解する力と、九九を機械的に覚える力は必ずしもイコールではありません。目の前の計算問題でつまずいている多くの子どもたちにぴったりの一冊。本書はこのことを、ウィットに富んだ文と絵で、子どもや保護者に伝えてくれる作品です。
著者等紹介
エシャム,バーバラ[エシャム,バーバラ] [Esham,Barbara]
娘たちとともに、知能や創造性、学び、成功といった概念についてピアジェ理論から研究
ゴードン,マイク[ゴードン,マイク] [Gordon,Mike]
ユーモアのあるマンガで世界的に知られたイラストレーター。1993年にアメリカのカリフォルニア州で仕事を始め、のちに国立漫画家協会の名誉ある賞の候補者にもなった。1999年からはイラストの線だけ描き、色は息子のカール・ゴードンがコンピューターグラフィックスで仕上げるといった共同作業を行っている
ゴードン,カール[ゴードン,カール] [Gordon,Carl]
イラストレーター・マイク・ゴードンの息子。1999年から、父マイクの描いたイラストの線をコンピューターグラフィックスで仕上げるという共同作業を行っている。グラフィックアートで学位を取得し、現在、妻と二人の子どもと南アフリカ共和国のケープタウンに住んでいる
品川裕香[シナガワユカ]
教育ジャーナリスト。北海道大学大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター学外研究員。京都市教育委員会支援の必要な子どもプロジェクトチーム専門委員。前文部科学省中央教育審議会特別支援教育の在り方に関する特別委員会専門委員。元内閣教育再生会議委員。教育・医療・社会問題を異文化理解・予防的観点から取材執筆。国内外の教育現場(いじめ・不登校・虐待からLD・ADHD・アスペルガー症候群など特別支援教育、非行など矯正教育まで)、子ども・保護者・教師・支援者たちの思いを多角的に取材執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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