おたんじょうび、おことわり？

ベッカー，ボニー【文】〈Ｂｅｃｋｅｒ，Ｂｏｎｎｙ〉/デントン，ケイディ・マクドナルド【絵】〈Ｄｅｎｔｏｎ，Ｋａｄｙ ＭａｃＤｏｎａｌｄ〉/横山 和江【訳】

岩崎書店（2012/11発売）

• サイズ B4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 25X28cm
• 商品コード 9784265850273
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

今日はクマのたんじょうび。クマはプレゼントもパーティもきらいなのにネズミがやってきて大さわぎ！読むたびに笑顔になる絵本！

今日はクマのたんじょうび。クマはプレゼントもパーティもきらいですが、ネズミがやってきて、さあたいへん！
クマがすきなものはなにかな？　読むたびに笑顔になる絵本！

【著者紹介】
【ボニー・ベッカー・ぶん】　　絵本、児童書の作家。本作は、ＮＹタイムズ紙のベストセラーに選ばれたほか、ゴールデン・カイト賞絵本部門賞（絵本の文章に贈られる）、TheE.B.WhiteReadAroud賞（声にだして読みたい本に贈られる）を受賞。このクマとネズミのおはなしで人気を集め、アメリカではシリーズ化されている。アメリカ・シアトル在住。

内容説明

きょうは、クマのたんじょうび。でも、おいわいのカードも、赤いふうせんも、パーティもクマはなにもかもきらいでした。そこへ、お友だちのネズミがやってきます。クマがすきなものはなんでしょう？ゆかいなふたりが大さわぎ。ユーモアあふれる絵本シリーズ第３弾。

著者等紹介

ベッカー，ボニー［ベッカー，ボニー］［Ｂｅｃｋｅｒ，Ｂｏｎｎｙ］
絵本、児童書の作家。『おきゃく、おことわり？』（岩崎書店）は、ＮＹタイムズ紙のベストセラーに選ばれたほか、ゴールデン・カイト賞絵本部門賞（絵本の文章に贈られる）、Ｔｈｅ　Ｅ．Ｂ．Ｗｈｉｔｅ　Ｒｅａｄ　Ａｌｏｕｄ賞（声にだして読みたい本に贈られる）を受賞。アメリカ・シアトル在住

デントン，ケイディ・マクドナルド［デントン，ケイディマクドナルド］［Ｄｅｎｔｏｎ，Ｋａｄｙ　ＭａｃＤｏｎａｌｄ］
絵本、児童書の作家、画家。１９８０年代より作品を発表、海外での評価も高く、受賞作品も多数。カナダ・ウィニペグで生まれ、現在オンタリオ州在住

横山和江［ヨコヤマカズエ］
児童書の翻訳のほか、読み聞かせの活動を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[masa@レビューお休み中]

あぁ、愛だなぁ。これはネズミくんのクマくんに対する大きな愛であり、無償の愛なんですよね。恋愛ものの絵本ではないのに、ネズミくんのしていることに、恋人のような、母のような大きな愛情を感じましたね。誕生日なんて大キライというクマくんと、クマくんの誕生日をお祝いしたいネズミくん。ふたりのもどかしくて、かわいくて、抱きしめたくなる…。大切な誰かを思って、愛おしい気持ちになる。そんな素敵な物語なんです。

2015/12/14

[Kawai Hideki]

娘チョイス。お誕生日のお祝いが大嫌いなクマと、クマのお誕生日を祝いたいネズミのお話。風船も、誕生日カードも、プレゼントも、ぜーんぶお断り。頑なに心を閉ざしたクマに対して、ネズミは腹を立てたりせず、あの手この手でアプローチをしかけてくる。ネズミは断られるたびに、少しずつ、クマが何なら受け入れられるかの情報を入手し、最後に、誕生日ケーキはまんざらでも無いという決定的証拠をつかむ。ある意味、頑なな相手へのカウンセリングや、しつこいセールス手法の勉強になる。

2019/05/05

[テルテル]

幼い頃にはよくやっていた誕生会も、大人になると誰も祝ってくれないといことはないだろうか。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』と共感。子どもたちが結婚していくと、仕事忙しさと、自分たちの生活が中心となり実家に足を運ぶこともなくなる。残された父母は歳ばかりがいたずらに何年も重なり誕生日が特別なものではなく、いつしか恐怖になっていく年齢になっていく。核家族化の時代にあって、実家で父母は、愛する我が子の訪問を待っている。『おたんじょうび、おことわり』と言われないようにしたいものだ。父母への感謝を誕生日で祝いたい。

2015/06/02

[くぅ]

ねずみくんのナント粘り強いことよ！こういう友達がいるっていいなぁ。クマさんが頑固だから尚のこと。ケーキから飛び出るのには親子でビックリ！ここにいたかー！（4歳0ヶ月）

2021/05/09

[たまきら]

生まれと育ちが不幸だったせいか異様に偏屈なクマさんと、奇妙なまでに多幸気性のネズミさんの友情に苦笑いできるお話です。母子どちらもこういうひねくれ者が結構好きだということがわかりました。

2018/03/20