灰とダイヤモンド

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784265840601
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

1946年、敗戦直後の東京・新橋のヤミ市「新生マーケット」を舞台に、戦争で運命を狂わされた孤児たちが、それでも強く生きようと夢を追いがむしゃらにもがく姿を描く。

物語の主人公、衛(まもる)の父もまた、復員した喜びもつかの間、戦場での壮絶な体験から人が変わってしまい運命を狂わされた一人だった。
裕福だったはずの家庭は崩壊し、たまらず家を飛び出した衛がたどり着いたのは、新橋のヤミ市「新生マーケット」だった。

そこで出会った孤児たちのまとめ役、八郎から仕事と居場所をもらった衛。
ある日、八郎は衛に出自不明のダイヤモンドの話を聞かせ、自分の計画をうちあける。
衛は、宝の山の手がかりを見つけた彼らと共に、過去や罪の意識から逃れたい一心で、一旗上げる夢に賭ける。

どんな破局のあとでも、明日はやってくる。
過去と未来、罪と夢の狭間でもがきながら、敗戦後の東京を生きる少年たちの物語。


【目次】

内容説明

戦争は終わった。だが帰ってきた父は、以前の物静かな父ではなくなっていた。限界だ、もう、なにもかも。家を飛び出した衛がたどり着いたのは、新橋のヤミ市だった―。過去と未来、罪と夢のはざまでもがきながら破局後の東京を生きる少年たちの物語。

著者等紹介

東曜太郎[ヒガシヨウタロウ]
1992年生まれ。千葉県出身。一橋大学社会学部卒業。エディンバラ大学国際関係専攻修士課程修了。怪奇冒険小説『カトリとまどろむ石の海』(『カトリと眠れる石の街』に改題して2022年9月刊行)で第62回講談社児童文学新人賞佳作に入選

中島花野[ナカジマカノ]
長野県生まれ。武蔵野美術大学卒業。デザイン事務所に勤務後、フリーのイラストレーターとして活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪丸 風人

19
戦争のあおりで少年たちの人生が激変します。主人公は裕福な家で育った14歳。思いがけずヤミ市に流れ着いた彼が、ただ者でない青年に出会い、引き込まれ、想像を絶する計略に関わっていきます。戦災孤児たちの過酷な日々に衝撃を受けた一方で、手に汗握る冒険活劇のようなワクワクもありました。戦争を語るときに避けがちな加害者としての立場に向き合っているところには、特別なものを感じましたよ。罪を背負ったなら未来は真っ暗になるしかないのか?主人公が見出した答えを、ぜひ噛みしめてほしいと思います。(対象年齢は12歳半以上かな?)2025/07/07

ふう

16
復員した父は人柄が変わってしまい、身を寄せた闇市は猥雑で犯罪絡みの希望に身を委ねる。児童文学らしき装丁なのだが、ひとまわり大人になった衛が結局お家に帰りましたって?テーマが掴めないまま読了。2025/08/20

竜王五代の人

6
佳作。敗戦という大破局があろうとも、生活は続いていき、業からは逃れられない。大戦中はまだ子供で内地に留まっていた主人公に戦争被害者だけでなく、加害者と自覚させ、そこからのもがきを描く物語。もうちょい書き込んで大人向けにしてもいいかも。2025/07/27

HISA

4
☆☆☆児童書で、戦後の闇市の話かぁ、面白そうと手に取った本。サクサク面白く読めた。これからが楽しみな作家さん。主人公の父のように、戦争で精神のバランスの崩れた人は沢山いたと思う。2025/08/14

芦屋和音

4
1946年。14歳の衛(まもる)は家を飛び出し、新橋のヤミ市に辿り着く。そこで出会った八郎に拾われ、とある計画に参加するが……。敗戦国でありながら、父は戦地で何をしてきたのか。自分の生活は誰かの犠牲の上で成り立っていたと罪の意識を抱える衛。敗戦後、日本人の連帯感は無くなり隣近所でも敵になる中、衛たちは消えたダイヤモンドの行方を追う!ダイヤは奪えるのか?野心で絶望や悲しみを吹き飛ばす冒険活劇。悲劇は瞬間だけじゃないからどんな野心を持って生きていくのかが重要。あとがきも心に残りました。2025/08/06

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