出版社内容情報
私は小学4年生。
学校から帰ると、河川敷の広場に行く。私だけの場所。
ある日、指定席のベンチに知らないおじさんがいた。
おじさん何者?と思ったら、いきなりバク転!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
36
忙しい母との2人暮らしの小学4年生のわたし。帰宅後ジャージに着替えて川べりへ。クラスの子には内緒で密かに歌と踊りを練習してアイドル目指す。今日は、ベンチで読書中の冴えないおじさんが。気にせず踊っているとおじさんも踊る。しかもバク転まで!弟子としてバク転上手を目指す。小学生の女の子と冴えないおじさんとの師匠と弟子としての交流が微笑ましい。今の時代ではありえないかな?最後に、女の子のママへの思いが語られていてエールをおくりたくなりました。2023/12/14
You
3
う~ん?さっぱりしすぎているというか…感情の移ろいや行動原理に抜けがあるような。だいぶいろんなところを削除したような。小4の女子が1人で広場にいる時に出会った名も知らぬ冴えないおじさんと1日で仲良く?なってバク転を教わりメシまで食いに行くという、今のご時世を考えるとぶっ飛んだ展開だけに、それを良しとして進んでいく心の動きに説得力が欲しかった。母への気持ちも本当はそんな物分かり良く単純じゃないだろうって思うし。父不在の代理であることは分かるのだけど…。代理だからこそホイホイ仲良くなってしまうのだろうか…。2020/05/31
読書国の仮住まい
1
小学四年生のわたしは夢を持たない女の子。 ママは不定期な仕事をしている。 夜中に川のそばの広場でトレーニングするのが日課だが、ある日そこに知らないおじさんがいた。 怪しいがとにかくその目の前でダンスの練習をする。 次の日もおじさんはいて、何故かダンスに付き合う。 さらにバク転まで披露。 教えてくれるようにお願いし、2人のレッスンの日々が始まる。 逆立ちまで覚えたところでおじさんは旅に出る。 友達の挑発に乗り逆立ち歩きをし、そのままバク転を試みる。 結局おじさんが何者で、8・9・10の意味も明らかにされず。2020/10/09