出版社内容情報
葉っぱに「ポタポタ」と垂れ、池に「ぴちゃん!」と落ちたしずく。そしてカエルが鳴き始め…。細やかな人や動物の描写×オノマトペが織りなす、愉快な音の世界をご覧あれ!
(著者あとがきより)
この絵本には、オノマトペ(擬音語・擬態語)しか登場しません。最初はしずくからはじまり、どんどん人や動物が増え、年齢や国籍、種別を問わず、みんな「音」でつながっていきます。
登場するオノマトペは、最初は二拍子に近い行進のようなリズムで、途中からは大勢で音を出し合うようなグルーヴ感を表現したいと思い、「ガタン ゴトーン」から三拍子のゆったりとしたリズムにしました。
声に出してみるのも楽しむもよし、それぞれの登場人物を追いながらじっくり読むのもよし。
ページをめくるたびに広がる「音」と「人」のつながりを、お子さんと一緒に感じてもらえると嬉しいです。
内容説明
はっぱに「ポタポタ」とたれ、いけに「ぴちゃん!」とおちたしずく。そしてカエルがないて…。いったいなにがはじまるの!?みーんなにっこり!ごきげんなオノマトペ絵本。
著者等紹介
中垣ゆたか[ナカガキユタカ]
1977年、福岡県北九州市生まれ。帝京大学経済学部卒業。絵本に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
21
新着棚で。文章は擬音だけだが、ちゃんとストーリーにもなっている。進むにつれて、描き込みが緻密になっていく。スゴイわ~。2025/07/09
遠い日
4
中垣ゆたかさん、いつも描き込みがすごいので心して本を開けば、拍子抜け。あれ?スタイル変えた?とオノマトペに導かれて進めば、やっぱり中垣ワールドだった‼︎オノマトペだけで繋がっていくストーリーはだんだんと賑やかに、音が重なって、みんなが繋がって、世界観を共有していくようすにほっとしました。2025/07/20
たくさん
1
話し言葉を使えばいいのに擬音ばかりで済ます世界。言葉のない時代があったら原始時代だったらギャートルズだったらみたいに現代に起こることを再現しているのかな。それでも誰かのためにとかみんなで楽しもうとか重いって伝わるよね。2025/08/06