出版社内容情報
「地球の問題は地球だけでは解決できない。だから宇宙に目を向けてほしい」という博士の思いから誕生した、今までにないスペース・アドべンチャーです。少年ジョージの冒険を楽しみながら、最新の宇宙や環境問題への知識が身につく。子どもも大人もワクワクする、ホーキング親子ならではの画期的な作品です。
理科離れが進み、科学への意欲や関心が低下している今、私たち大人にできること。それは、これまで「科学」の本を手にしなかった子どもたちの心に、「物語」の力で興味の種をまくことです。さあ、子どもも大人も一緒に、宇宙への扉を開きましょう。
内容説明
「地球の未来は?」ホーキング博士父娘が世界中の子どもに贈るスペース・アドベンチャー。
著者等紹介
ホーキング,スティーヴン[ホーキング,スティーヴン][Hawking,Stephen]
英国の理論物理学者。ケンブリッジ大学ルーカス記念講座教授。「車椅子の物理学者」として、世界的に高名
ホーキング,ルーシー[ホーキング,ルーシー][Hawking,Lucy]
ロンドン市民大学、オックスフォード大学卒業。作家・ジャーナリスト
さくまゆみこ[サクマユミコ]
編集者・翻訳家として活躍。玉川大学・大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
192
隣家の科学者エリックと親交を深めたジョージは、優秀なコンピュータを使って宇宙探索をする。小中学生でも理解できるよう平易な言葉や例えによる図解が豊富に挟まれており、無駄なく対比の効いた登場人物もテーマ性を明確にしている。ブラックホールに関しても「ホーキングの放射」「地平面」を用いて噛み砕いた説明がされていて実に明解。数多くあるホーキング本の中で、彼の宇宙論に切り込むための最適な入門書だろう。特に物語のクライマックスは父と娘の絆を感じさせる。ブラックホールに入っても諦めるな—それは娘から見た父の生き様なのだ。2021/04/26
KAZOO
156
わかりやすくていいです。小学生の頃にやはり同じような本があってそれに没頭したものです。この本も小学生は喜んで飛びつくのではないかと思われます。主人公がいて、冒険をしていきそれで解説してくれるということで写真も豊富に使われていて楽しめます。いい本です。2016/05/15
mae.dat
143
小学校に上がる前の頃、星に名前をつける人になりたかった。やがて小学校に上がり、学年が進むにつれて、そんな仕事は無いと理解してね、やがてそんな事すら忘れちゃったね……。色々すっ飛ばすけど、社会人になって暫くしてから、宇宙熱が再燃しまして。そんな本を読み漁る中、重元素は恒星の中などで造られたと知って、物凄くときめいたのを思い出しました。この本を読む子供たちは、あの頃のおじさんの気持ちとシンクロするのでしょうか?だったら良いけどな。その後に学んだ理科系の知識を持って、初めて自分なりに合点がいった筈なんですけど。2020/12/31
Aya Murakami
70
図書館で本書を含むシリーズものを特集していたので借りてきました。 科学がテーマなのですが、宇宙を旅して不思議なもの、幻想的なものを見聞きするという内容から宮沢賢治の銀河鉄道の夜を連想しました。銀河鉄道の夜は死別の物語ですが本書は大切な人の命を助ける物語でしたが…。 重力というものが時間のゆがみがら発生しているというのは初耳でした。身近なところにとんでもない力が働いているのですね…。2018/07/12
WATA
49
宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士が書いた、子供向けの宇宙冒険物語。メインとなるおはなしの合間に、科学的要素を説明したコラムや美しい写真たちが挟み込まれている。「宇宙のふしぎ」「美しい惑星たち」「ブラックホール」「かけがえのない地球」といったトピックが物語が引き立てており、一気に読み通してしまった。コラムの部分はちょっと説明が高度すぎる気もするけど、興味と意欲のある子にはこのくらいでもいいのかもしれない。2014/04/04
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