内容説明
妖怪退治の伝説が残る街由丹羽。ある日、街のあちこちに置かれていた妖怪封じの石が姿を消した。遠い昔に封じられたという妖怪たちは解き放たれるのか?妖怪退治屋の子孫ひろあきと神主の娘美依子が事件の謎を追う。第五回ジュニア冒険小説大賞を受賞した妖怪ファンタジー。
著者等紹介
香西美保[カサイミホ]
1971年、愛知県に生まれる。コンピュータ専門学校HAL宇宙産業専攻卒業。第九五回文学新人賞佳作受賞。『ぼくらの妖怪封じ』で、第五回ジュニア冒険小説大賞を受賞
佐藤やゑ子[サトウヤエコ]
1968年、東京都に生まれる。東京都立工芸高等学校卒業。第六二回毎日広告デザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雀
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★★★☆☆☆ 第5回ジュニア冒険小説大賞受賞作。この賞の受賞作をもっと読んでみようと思う。図書館本。2017/05/20
ワッピー
1
かつて妖怪が封じらた古い町で、封じ石がなくなった!怪異が次々と起こり、現代っ子小学生の二人が謎を追って走り回るという、自分が子供のころならとてもわくわくしたであろう設定なので、つい手に取りました。消えた封じ石の謎を追ううちに、見えてくる黒幕の正体・・・昔大好きだった「消えた化け猫帝国」のようなものを期待したのですが、妙に明るくて整然とした世界ですよね。よき隣人との共存はもちろん大事でしょうが、このような転換はありなのかな?2013/01/20
いかちょー
1
第5回ジュニア冒険小説大賞受賞作。読後感がとてもよい話。ただ、封じ石について一箇所気になるところがあった。表紙をもう少しポップな装幀にすればより多くの子供たちに読んでもらえるのではないだろうか。街の名前「由丹羽(ゆにわ)」というのは何だろうと気になったが、最後までわからなかった。2010/10/12
みかん@道北民
0
図書館で棚の上に表紙を向けて置いてあって、そこに「ジュニア冒険小説大賞」とか書いてあったら読みたいよね。 すごい活躍よ、子ども達。 主人公はちょっと「結界師」の主役二人を思い出します。曰く女の子が強い、という…。まあ、あの年頃は女の子の方が体も大きく大人でしょう。でものっぺらぼうとか出てきたときとか、ちゃんと頼りになる男の子!て感じがして微笑ましくなりましたよ。いーね、いい男になりたまえ、ひろあき! ちょっとは恋心が芽生えるような展開になるのかなーと思う描写もあったのに、まだそこまででした。うーん、残念。2007/09/24
cassyu
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我がよき隣人達を守れ!(笑)入門書としても軽めでわくわく感もほどほどでした。2009/07/04