星―武鹿悦子詩集

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  • サイズ A5判/ページ数 97p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784265802104
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C8092

出版社内容情報

身近にあふれる音、自然の風景、いのちの力強さを、みずみずしい感性でリズミカルにうたう、武鹿悦子の書き下ろし詩集。全38編。

「きらきら星」の作詞家・武鹿悦子からのおくりもの
身近にあふれる音、自然の風景、いのちの力強さを、みずみずしい感性でリズミカルにうたう、武鹿悦子の書き下ろし詩集。新作38編を収録。

【著者紹介】
【武鹿悦子】  1928年、東京都に生まれる。1945年、東京都立第八高等女学校卒業。1951年頃よりNHKの「歌のおばさん」に童謡を執筆、童謡創作グループ「鵞鳥の会」に参加する。童謡集『こわれたおもちゃ』(国土社)で赤い鳥文学賞、日本童謡賞を受賞。詩集『ねこぜんまい』(かど創房)でサンケイ児童出版文化賞、日本童謡賞を受賞している。「くすのきだんち」シリーズ(末崎茂樹・絵/ひかりのくに)、『武鹿悦子詩集たけのこぐん!』(岩崎書店)、『ひみつのノック』(ミヤハラヨウコ・絵/佼成出版社)など著書多数。2011年に第50回児童文化功労賞を受賞する。奈良県在住。

目次

1章(めぶき;タンポポ;キリン ほか)
2章(うつくしいもの;かくれんぼ;いのち ほか)
3章(四季―はる・なつ・あき・ふゆ;うさぎ;すき間 ほか)
4章(池のなか;見えない食卓;水溜り ほか)

著者等紹介

武鹿悦子[ブシカエツコ]
1928年、東京都に生まれる。1945年、東京都立第八高等女学校卒業。1951年頃よりNHKの『歌のおばさん』に童謡を執筆、『鵞鳥の会』などの童謡創作グループに参加する。童謡集『こわれたおもちゃ』で赤い鳥文学賞、日本童謡賞を受賞。詩集『ねこぜんまい』で産経児童出版文化賞、日本童謡賞を受賞。2011年、児童文芸家協会第50回児童文化功労賞受賞。童話作家としても活躍し、多くの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かりさ

81
冬の夜空にまたたく星のように凛とした言葉たち。自然の息吹を、いのちの讃歌を、灯火のいのちの終わりを、どうしようもない寂しさを、ゆるやかに優しく包むように紡ぐ詩たち。そして優しさの中に時折しのばせる冷静な視線にハッとさせられます。武鹿さんの静謐な言葉の世界は、袋小路に迷って行き場を失った焦る気持ちを整えて深呼吸を教えてくれるかのよう。武鹿さんのみずみずしく豊かな詩の世界と、町田尚子さんの美しい密やかな愛を感じさせる装丁がとても綺麗です。「ゆきのにおい」「いのち」「すき間」「星」がとくに好き。2017/10/23

seri

66
あまりにも綺麗な装丁に惹かれて手に取ったんですが、中身も同じように美しくやさしい詩集でした。静謐。命の営みをただ、しずかに見つめる視点。生や死、自然を淡々と描きだしながらも、どこか哀愁を帯びて。言葉のきらめきは、あくまでも涼やかで、硬質。そう、題名にある星のように。いのちのほとばしりが火花になって残ったひとつ、ふたつ。薄明ける青の中の冷たさ。冬の日の陽だまりに出来た小さな影に目を凝らして見つめると見えてくるような。やさしくも冷たい世界が広がってました。短歌を始めてから詩の見方も変わってきた気がします。2014/08/01

榊原 香織

57
中半までは童謡風。 終章が金子みすゞを厳しくしたような鋭さ。落差に驚いた。2022/06/17

けんとまん1007

31
とても繊細で、ナイーブな詩集。一篇一篇は、短い詩が多い。それでも、全体を通して感じられる空気感が心地よい。ふっと、こころが軽くなるような詩が多い。それを感じられる心を持ち続けたい。2018/06/17

mntmt

26
詩集。町田尚子さんの装画に惹かれて読みました。「雲」が好き。2017/02/10

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