出版社内容情報
親子で絵本を楽しもうと点字つき絵本を考え、文庫を作って全国に広め、その送料の無料化を実現させた全盲の母親、岩田美津子。底抜けに明るい彼女の半生を描くノンフィクション。 7
内容説明
「これ読んで」幼い息子の一言から“点訳絵本”を発案した全盲のお母さん岩田美津子。楽しいことはあきらめない。底抜けに明るい彼女の半生を描くノンフィクション。
目次
第１章 太陽の子（三姉妹；父さんと母さん；洗心寮；寮の先生；母さんの病気 ほか）
第２章 ここからの一歩（母になる；見えてきた光；人生笑わなそん；拝啓郵政大臣殿）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マキコマキ
4
『これなあに？』全盲の母の膝に座り絵本をひらく息子。読んであげられないさびしさ、子供と絵本を楽しみたいという思い。こんな気持ちから全盲の岩田美津子さんは「さわる絵本」「点字つき絵本」を広める活動に力を注ぎました。 そうか、点字絵本は目の見えない子供のためだけでなく、子供に読み聞かせしたい！と願う親のためでもあるんだ。改めて気づかされました。どんな人にも絵本や本を楽しんでもらいたい。知る楽しみ、選ぶ楽しみがどんどん増えますよう、微力ながら点訳ボランティアがんばります。2018/01/30
