出版社内容情報
たった1行の詩を62編集めたアンソロジー。現代のまど・みちおから夏目漱石まで。極限のユーモアとウィット。杉浦範茂デザインのお洒落な1冊。プレゼントにも最適。 一般向け
内容説明
まど・みちおから夏目漱石まで。一行詩のアンソロジー。
目次
ふくらみ(中川ひろたか)
海(川崎洋)
海水浴(長野ヒデ子)
裸んぼ(高田敏子)
鉄棒(新沢としひこ)
体温表(北川冬彦)
料理番組(岩田まり)
顔(杉山平一)
知らないコンサート会場への行き方(アーサー・ビナード)
天使(室生犀星)〔ほか〕
著者等紹介
伊藤英治[イトウエイジ]
1945年、愛媛県に生まれる。編集者。書評新聞「図書新聞」、雑誌「日本児童文学」を経て、編集プロダクション恒人社に所属
吉川民仁[ヨシカワタミヒト]
1965年、千葉県に生まれる。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。95~96年、文化庁芸術インターンシップ研修員。鎌倉画廊にて個展数回。その他グループ展に多数出品している
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感想・レビュー
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新地学@児童書病発動中
83
長編よりも短編、短編よりも詩が好きな私にうってつけの本だった。一行以内で終わる詩(または詩の一部)を集成。本書を読むと、短い詩にも長編小説と同じぐらいのインパクトがあることが分かる。吉川民仁による躍動感のある挿絵も良い。お気に入りの詩をご紹介。カッコ内は私の感想です。『定義』堀口大学「詩はそんなものではない」(かっこいい!)。『立秋』大河内幸子「ふっつりとしゃべることをやめて洗濯をしている」(鋭い感覚)。『裸んぼ』高田敏子「あなたも仲間に入りませんか」(優しく、あったかい)2014/08/29