出版社内容情報
憧れの完璧な同級生、最高の答えを出してくれるバーチャルアシスタント、迷いのないすてきな男の子、おばあちゃんの恋。多様性をテーマに『すきな人』を描く4つの物語。
内容説明
あの人のこと、そして自分のこと。物語を君色でみつけて。もっと、きっと君の世界が広がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカギ
26
とくに印象に残る話はない。AIの話は笑い話なのか、ちょっとブラックなのか…。強いて言えばおばあちゃんの恋の話が良かったかな。2024/04/20
信兵衛
24
多様性をテーマに“すきなあの人”を描いた4篇。 好きになるのは相手が<特別な人>だからでしょうか。 好きになる相手には何か条件を充たしてもらわないといけないのでしょうか。 そんな気持ちを描いたショートストーリー、4篇。 それはそれで楽しめましたが、多様性と関連するのでしょうか。2024/03/22
白雪ちょこ
23
まさか第2弾が出ているとは(笑) 今回は、いろんな「好き」が詰まっている短編集全4話となっている。 憧れや恋心などなど、他には最後の話である 「おばあちゃんの恋人」に至っては、もしも母や祖母に、新しい旦那さんができたら?と言った、子供ながらの思春期や葛藤がうまく描かれている。 同性愛や、機械に対する恋など、今時の時代もふんだんに取り入れられていた。 挿絵がふんわりとしていて、可愛い。2024/04/08
雪丸 風人
15
想像を超えた自由なアイデアの数々。同じ「好き」でも、描かれ方でまったく違うカラーになるんですね!豪華作家陣が心をとらえて離さないお話がギュッと詰まった短編集でした。特に面白かったのは、嫌味なほど何でも持ってる少年の気持ちを動かす意外なモノを描いた『最高のカノジョ』。モテ男子のトンデモっぷりに序盤からグイグイ引き込まれ、ラストでは「そうくるか!」と叫びそうになりましたよ。憧れに近づきたくてマネをする少女の話は、女子ウケしそう。紆余曲折の末に辿り着く前向きな心境が爽やかでした。(対象年齢は10歳半以上かな?)2024/07/05
アヒノ
10
「多様性をみつめる」がテーマ。何でもかんでも多様性と一括りにされがちだけど、こちらで4篇の多様性を取り上げている。人工知能に恋をする、男子女子と区分せずありのままの自分を受け入れてほしい等々、児童書を読む世代と同じ年代の視点で書いてある物語なので、受け入れやすそう。自分が小学生の時にはこんな本なかったな…と、時代の変化を感じた。最後の「おばあちゃんの恋人」はよかった。ほっこりして読了。2024/03/17