内容説明
みかりはおしゃべり、しずくはおっとり。ふたりはしんゆう。いつもいっしょにいます。―ほんとうはずっといやだった。おもいきって、いえるかな?
著者等紹介
石山さやか[イシヤマサヤカ]
1981年埼玉県生まれ。創形美術学校ビジュアルデザイン科イラストレーション専攻卒業。イラストレーター、漫画家。書籍装画、雑誌・児童書・小説挿絵などで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
82
絵本。みかりとしずくは幼なじみ。みかりはおしゃべりが大好きでいつも元気。しずくは大人しくて聞き役。でも最近みかりがうるさすぎると感じるしずくは、キレてハッキリと言った「みかりちゃん、私の話を聞いてくれなくて自分ばっかりしゃべるところも、私の恥ずかしいこと全部しゃべっちゃうのも嫌」▽小学生女子、幼なじみの2人の人間関係あるある。それでもこの2人はとても素直でいい。親友なんだな。▽現実だとその他のごちゃごちゃが混じって「もう学校いかない」とか攻撃的になったりとかするのでこうはいかないだろう。素直って素晴らしい2021/06/05
たまきら
36
「親友」ってなんだろう。小学四年生にとっては、それは楽しく遊べてちょっと憧れることができる存在みたい。そして、話を聞かない、はやっぱり致命的。「ないしょ」を守れないことも。感想は何も言いませんでしたが、真剣に読んでいたので思うところはあったのかな?お友達に呼ばれて、読後公園へ走って行きました。2021/06/08
どあら
35
図書館で借りて読了。女子にはあるある的なお話です。その後はどうなったのかなって考えてみる🤔(4分36秒、高学年向き)2021/05/23
紫陽花と雨
25
読んだ人と、読後感を共有して話し合いたい絵本。タイトルと帯のインパクト大。読んでみると、ある!こういうのあるある!大人でもあるんじゃないかな、こう言うの。多分どっちにも悪気はないわけで、でも積もり積もったものが爆発しちゃったんだな、きっと。最後あと数ページ足してハッピーな終わりを描いて欲しかったけど、これは「あなたならどう声をかける?」とか考える絵本なんだと思う。私なら、どうするか…。2023/02/09
ヒラP@ehon.gohon
23
人間関係を考える絵本です。 マイペースで自分勝手で、目立ちたがりやのみかりは、人の気持ちを考えるのは苦手なようです。 そのくせ寂しがり屋で、人とのコミュニケーションは苦手な、めんどうくさいタイプの子です。 そんな子がほしいのは、都合のいい「親友」なのでしょう。 ここまで極端ではなくても、居そうなタイプです。 どうしたら良いのか、一緒に考える絵本です。2023/06/18