出版社内容情報
天体としての月の解説を中心に、日本人と月など、月についてのさなざまなことを調べられる百科です。図版多用。
目次
月の科学(月と地球をくらべる;月を観察する ほか)
月面の世界(月はこうして誕生した;クレーターの正体 ほか)
月と文化(日本人と月;月の神々・月の伝説 ほか)
月への挑戦(ロケット開発の巨人たち;月への挑戦 ほか)
著者等紹介
吉川真[ヨシカワマコト]
1962年栃木県生まれ。1989年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。宇宙航空研究開発機構(JAXA)/宇宙科学研究所(ISAS)准教授・理学博士。火星探査機「のぞみ」、小惑星探査機「はやぶさ」、電波天文衛星「はるか」などに関わる。現在は、小惑星「リュウグウ」に向けて飛行中の「はやぶさ2」のミッション・マネージャとしてプロジェクトの取りまとめを行う。また、天体の地球衝突問題(スペースガード)にも取り組んでいる
三品隆司[ミシナタカシ]
1953年愛知県生まれ。科学ライター、編集者、イラストレーター。医学、天文学など、自然科学を中心とした書籍の企画、編集、執筆に携わるほか、美術史、民俗学への造詣も深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なま
13
★★★★☆月の児童向け入門書。先日、今年最大のスーパームーンを見て選書。月の誕生から太陰太陽暦の月暦、月の軌道、地球に及ぼす力、クレーターの名称などまで細かく解説。合わせて神話や浮世絵、文化に関わる月雑学もあり。各惑星の主要衛星解説もワクワク。アメリカのバリンジャー・クレーターも圧巻の迫力。ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」はアポロ計画で人類が月面に立つ100年前に発表された小説。それを読んでいたロバート・ゴダードの少年時代。液体燃料ロケット開発にし「近代のロケットの父」と呼ばれるなんて夢がある。2018/01/06
元気伊勢子
11
「セーラームーン」、「スタートゥインクルプリキュア」好きは必見❗️月の基礎的な情報が詰まっている。パラパラ見るだけでも楽しいし、想像しながら読むのも楽しい。2021/07/09
遠い日
10
月の科学から、月の文化など、月にまつわるあれこれを多方面からアプローチしていて、おもしろい。月は人間にとって親深いものだが、まだまだ月への挑戦は終わらない。いつまでも、その魅力に人は惹かれるに違いない。2017/12/29
つき
8
月博士になりたい人への入門書? ってくらい、情報を満載している本。 国によって月の表面になにを見るのかが違うのは知っていたけど、いろいろ載っていておもしろかった。国や文化が違っても、夜空を見上げて「あれってさー、◯◯に見えるよね」なんてやってるのは同じなんだなあ。2017/11/11
ララ
5
月の調べ学習は、これ1冊あれば大丈夫。イラストたくさんで分かりやすい。皆既月食について、調べるのに使いました。2021/05/28