出版社内容情報
水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく。教科書にも出てくる四大公害病について、横断的に調べることができる。
除本 理史[ヨケモト マサフミ]
目次
第1章 水俣病―日本最大規模の公害病(水俣病と水俣湾;水俣病はどんな病気?;水俣病のこれまで;水俣病に苦しむ人たち;水俣病の今とこれから)
第2章 新潟水俣病―もうひとつの水俣病(新潟水俣病と阿賀野川;新潟水俣病を引き起こしたもの;新潟水俣病のこれまで;新潟水俣病の今とこれから)
第3章 イタイイタイ病―原因不明の病から公害病へ(イタイイタイ病と神通川;イタイイタイ病はどんな病気?;イタイイタイ病のこれまで;イタイイタイ病の今とこれから)
第4章 四日市ぜんそく―空気のよごれが引き起こした病(四日市ぜんそくと石油化学コンビナート;四日市ぜんそくはどんな病気?;四日市ぜんそくのこれまで;四日市ぜんそくの今とこれから)
第5章 公害と日本―これからの未来のために(四大公害病裁判が日本を変えた;公害とこれからのわたしたち)
著者等紹介
除本理史[ヨケモトマサフミ]
1971年、神奈川県生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科教授。博士(経済学)。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。専門は環境政策論、環境経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サン
22
小学生の授業で学んだ四大公害病を原因や現在までのいきさつまでわかりやすく、まとめている。調べ学習によい。小学生のときにはただ恐ろしい、環境を大切にしなければと考えた。しかし、治療法がないもの、あまりの苦痛に自死を選んだ方、2012年の段階でも認知の条件が変わらないものなど理解が深まった。差別偏見に繋がらないようにしながらも、忘れてはいけないことだと思う。2020/11/14
choco
1
まずはじめに、なぜ四大公害病について学ぶ必要があるのか書かれている。納得して学習をはじめられる。第4章までが各公害病について、第5章がこれからの未来について書かれている。この本で学んだあとに、自分たちでできるエコ活動について調べたり、選挙について調べたり、繋げていけたらいいと思う。(絵や写真、表や年表などで構成されていてとても読みやすい。私は目を覆いたくなったところもあった)2018/01/23
のん@絵本童話専門
0
四大公害病について学びたい子のための科学本。図や写真でわかりやすく理解できる。訴訟の流れも詳しく説明。福島原発事故も最大級の公害、と。読み物だったら、イタイイタイ病について書かれた『死の川とたたかう』がおすすめ。2024/02/25
asisa
0
公害病について1冊にまとまっている本。水俣病、イタイイタイ病、四日市喘息。公害の原因や症状、裁判の結果などがルビ付きで子供でも読みやすくなっている。公害を乗り越えた日本の技術を世界へ伝えていくことで社会貢献していこう! 519/ミ2019/09/19