出版社内容情報
盲ろう者として初めて大学へ進学、その後大学教授となった福島智さん。持ち前の明るさと聡明さで道を切り拓いてきた姿を追う。
まるで無人島にひとり、とり残されたような……。そんな状況の中でも周囲とのコミュニケーション方法を見い出し、その明るく楽しい人柄と聡明さで周囲の人たちを引きつけていく福島智さん。本書は、苦難の連続だった生い立ちと、その後の活躍を追いながら、これからの社会を生き、担っていく子どもたちへのメッセージを伝える。
●印税の一部を「社会福祉法人 全国盲ろう者協会」へ寄付します。
●カバー袖の引換券で、本書のテキストデータを送付します。ただし、目の不自由な方のための使用に限ります。刊行から3年間有効です。
【著者紹介】
【池田まき子・著】 1958年秋田県生まれ。雑誌の編集者を経て、1988年留学のためオーストラリアへ渡って以来、首都キャンベラ市に在住。フリーランス・ライター。主な著書に『まぼろしの大陸へ 白瀬中尉南極探検物語』『命の教室 動物管理センターからのメッセージ』『夢をあきらめない 全盲のランナー・高橋勇市物語』(以上岩崎書店)、『地震の村で待っていた猫のチボとハル』『検疫探知犬クレオとキャンディー』(以上ハート出版)、『生きるんだ!ラッキー』(学研)、訳書に「すすにまみれた思い出・家族の絆をもとめて』(金の星社/産経児童出版文化賞推薦)などがある。
内容説明
3歳で右目を、そして9歳で左目を失明。さらには18歳のときに聴力をも失ってしまう。そんな想像を絶する苦境の中にあっても、持ち前の明るさと人一倍の努力で、道を切りひらいてきた福島智さんは言う。ぼくの使命は『生きること』
目次
目がとび色に
二回の手術
三歳で右目を失明
学校に行けない日々
左目も失明
盲学校に転入
東京の盲学校へ
「男版ヘレン・ケラーになりそうや…」
どん底からの第一歩
指点字との出会い
盲ろうの世界でのとまどい
指点字通訳でのコミュニケーション
結婚
仕事と研究
ストレスから適応障害に
東大の教授に
「生きること」が使命
著者等紹介
池田まき子[イケダマキコ]
1958年秋田県生まれ。児童書ノンフィクション作家。オーストラリアの首都・キャンベラに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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