出版社内容情報
ひとり暮らしをちょっぴり寂しく思っていた、くまさんとねずみさん。ある日道で出会ったふたりは、大の仲良しになりました。
大きなくまさんと小さなねずみさんは、同じ町に住みながらお互いを知らずに暮らしていました。ひとりぼっちを寂しく思っていたふたりは、ある日道で出会ったのでした。
ボローニャ国際絵本原画展入選で注目の新人画家、初めての絵本。
【著者紹介】
【上野与志】 東京都生まれ。中央大学文学部卒業。主な作品に「わんぱくだん」シリーズ、『あかまるちゃんとくろまるちゃん』『「とんとんとん』(以上、ひさかたチャイルド)などがある。
内容説明
おおきなおうちにはおおきなくまさんが、ちいさなおうちにはちいさなねずみさんが、それぞれひとりでくらしていました。おなじまちにすんでいるのに、いちどもであうことのなかったふたり。「あーあ、ひとりぼっち…」。
著者等紹介
上野与志[ウエノヨシ]
東京都生まれ。中央大学文学部卒業。日本児童文芸家協会会員
藤嶋えみこ[フジシマエミコ]
1980年秋田県生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン科卒業。アートスクールにて、絵本と漫画の講師を勤める。2006年イタリアボローニャ国際絵本原画展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
81
心温まる一冊でした。近くに住んではいるもののお互いの存在に気が付かなかったくまさんとねずみさん。二人は互いに孤独を感じていましたが偶然が重なり出会い友人に。ちょっとした心掛け次第で意外な展開に進展していくということはあることですよね。ダメもとでも良いからまずはやってみるのが大事なのだなぁと改めて感じました。長男も納得の良い絵本。2016/06/16
Kawai Hideki
62
小さい家に住み、街のパン屋に働きに出るネズミと、大きい家に住み、森で木こりの仕事をするクマさん。孤独をかこつ二匹が、素敵な出会いをするお話。それ以上、言葉はいりませんね。2017/03/05
Natsuki
52
「ひとりぼっちのおおきなくまさん」と「ひとりぼっちのちいさなねずみさん」。おなじまちにすみながら、であうことのなかったふたり。。。出会う前のすれ違いっぷりに笑いつつ、くまさんの頼もしさにうっとり(*´∀`)ひとりよりふたり、楽しさも増える♪2017/04/21
p.ntsk
50
町外れの一本道の両端の小さな家と大きい家に住むねずみとくま。同じ道なのに今まで出会うことがなかったふたり。きっと会うべきタイミングってあるんだろう。出会いってそういうものかもしれない。 2018/11/13
anne@灯れ松明の火
25
テーマコーナーで見つけ、読友さんご紹介の本だと気づいた。上野与志さんの『あかまるちゃんとくろまるちゃん』の大型絵本はライブでよく使う。お話もいいが、初読みの藤嶋えみこさん(ボローニャ国際絵本原画展入選で注目の新人画家)の絵がとても良かった。優しく、丁寧に描き込まれていて、見返しの変化も楽しかった。くまさんとねずみさん、出会えて良かったね! でも、ねずみさん、通勤、遠くなって、大変だね(笑)2016/09/16