内容説明
居間から、とつぜん、バークレー大佐夫妻の悲鳴がきこえ、やしきの者がかけつけたが、ドアにはカギがかかっていた。窓から入ってみると、すでに、大佐は床にたおれて死んでおり、夫人は気を失っていた。この奇怪な事件を、数すくない手がかりをもとにホームズがみごとに解き明かす―。表題作のほかに、大地主の家でおきた強盗殺人事件の真犯人をつきとめる「ライゲートの大地主」を収録。小学校中学年~中学生。
著者等紹介
ドイル,コナン[ドイル,コナン]
1859年、イギリスのエディンバラ生まれ。医師であるかたわら小説を書き、今も世界的な人気を誇る『名探偵シャーロック・ホームズ』シリーズを生みだした。推理小説だけでなく、SFや冒険、歴史小説も数多く残している
中尾明[ナカオアキラ]
作家・翻訳家。1930年、東京生まれ。明治学院大学英文科卒業。日本児童文学者協会会員。創作集団プロミネンス会員。数多くの創作と翻訳(SF、推理小説など)がある
岡本正樹[オカモトマサキ]
イラストレーター。本の挿し絵のほか、ゲームのキャラクター・デザインなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe@読み聞かせメーター
8
小3の娘。ひとりよみ。再読。2019/08/13
biba
3
表紙の不気味さが、読後にはすっかり変わっていました。ドイルの伝記は、ドイルの頑張りや家族思いが伝わってきて、切なさと温かさでいっぱいになりました。2020/06/20
わるにゃん
3
バークレーはとても非道だなと思った2016/02/06
あさ
1
背中のまがった男/ライゲートの大地主 相手を陥れてまで女性を手に入れた男には、いつか天罰がくだるという話ですね。この時代の医療技術で、死んだ後に頭を打ったのか、死因は脳出血であると解剖でちゃんと分かるの本当にすごいなと思います。2020/09/25