内容説明
ジョン・ガリデブと名のるアメリカ人の弁護士が、ホームズをたずねてきた。「ガリデブ」というめずらしい名字の男が三人そろえば、ある金持ちの遺産が手に入る。自分を入れてふたりはそろった。あとひとりを見つけてほしいとのこと。―しかし、この男、すこぶるあやしい…！表題作のほかに、戦友が自宅に幽閉されているらしいので、調査してほしいと依頼される「白面の兵士」を収録。小学校中学年～中学生。
著者等紹介
ドイル，コナン［ドイル，コナン］
１８５９年、イギリスのエディンバラ生まれ。医師であるかたわら小説を書き、今も世界的な人気を誇る『名探偵シャーロック・ホームズ』シリーズを生みだした。推理小説だけでなく、ＳＦや冒険、歴史小説も数多く残している
内田庶［ウチダチカシ］
１９２８年、東京生まれ。児童読み物作家。元編集者、元海外著作権エージェント
岡本正樹［オカモトマサキ］
イラストレーター。本の挿し絵のほか、ゲームのキャラクター・デザインなども手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe@読み聞かせメーター
6
小３の娘。ひとりよみ。面白かった。再読。ガリデブのラスト、負傷したワトソンと気遣うホームズの会話に感動した。2019/08/09
absinthe@読み聞かせメーター
3
７歳の娘に読み聞かせ。2018/02/26
biba
2
どちらも知らないお話でした。病気への偏見は日本だけではなくイギリスも同様だったんだと分かり、切なくなりました。ガリデブ事件は、赤毛連盟を思い出させる感じ。表紙のごちゃごちゃ感の理由もわかりました。どちらも、ホームズとワトスンの関係がいい！ドイルの伝記も、面白い。当時の時代背景もわかり、勉強になります。2020/06/06
あさ
0
白面の兵士/三人のガリデブ事件。ホームズが語りの物語があるとは知りませんでした。よく分からないものを解明する技術もなかった時代だからこそ、魔女狩りしかり、理解できないものを恐れ、同じ人間であるはずなのに襲ったり、閉じ込めたりしていたのだなと思うと、きちんと考えることの大切さを思います。ワトソンが撃たれた時、ホームズってちゃんと心配するのだなと思ってしまったな！アメリカ英語がスタンダードになってしまった現代でも、イギリスでは「アメリカ訛り」と言うのでしょうか。2020/09/05
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