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内容説明
旅人が山道にまよってたどりついた館にはひとりの女がいて、男をとめてくれました。翌朝、女は奥のへやをけっして見ないようにといってでかけてしまうのでした…。不思議な世界に迷いこむ昔話絵本。
著者等紹介
広松由希子[ヒロマツユキコ]
1963年ロサンゼルスに生まれ、東京に育つ。編集者、文庫主宰、ちひろ美術館学芸員を経てフリーに。絵本の評論や執筆のほか、展示企画、ワークショップなども行う
片山健[カタヤマケン]
1940年東京生まれ。『タンゲくん』(福音館書店)で講談社出版文化賞、『きつねにょうぼう』(福音館書店)で日本絵本賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
13
怖いような、怖くないような…。2015/08/25
あおい
11
道に迷った旅人が泊めてもらった立派な館。翌朝留守番を頼まれた男は見るなと言われた部屋のふすまを開けてしまう…ダメと言われたらやってしまうのが人間の性…2023/02/28
anne@灯れ松明の火
11
MOE絵本屋さん大賞2011で知った作品。てっきり「みるな」という女の子のお話だと思い込んでいたら、「見るな」だった^^; 鶴の恩返しを思わせる昔話。片山健さんの絵が迫力ある。2012/01/09
遠い日
10
見るなと言われれば、なんとしても見たくなるのは人の常。「みるなのくら」では、12の季節が見えたが、この再話では7つの部屋。夢か現か、若者の茫然自失がいたわしい。2019/05/14
ヒラP@ehon.gohon
9
見てはいけないと言われれば、見たくなるのが人間です。 いろんな部屋の風景を楽しんだ旅人ですが、禁忌を破ったからといって罰を受けたわけではありません。 言いつけを守ったらどんな良いことがあったのか解りませんが、つかの間の夢は、旅人にとってただの休息だったようにも思いました。 ちょっと中途半端な読後感でした。2017/08/25