出版社内容情報
それまでの常識と戦い、新しい服飾デザインを通して女性の解放を目指したココ・シャネル。その波乱万丈の人生や功績を描く。
常識と戦い、服飾デザインを通して女性の解放を目指したココ・シャネル。その波乱万丈の人生や功績を描く。シャネルが交流を持った芸術家たちについてのコラムなども掲載。
【著者紹介】
【猪川なと・訳】 翻訳者。訳書に「地球いきものアドベンチャー」シリーズ(ポプラ社)などがある。
目次
1 修道院の問題児
2 歌手になる
3 男の服を着た女
4 かがやかしい成功
5 シャネルNo.5
6 挫折のとき
7 華麗なる復帰
著者等紹介
猪川なと[イノカワナト]
翻訳者。東京生まれ、横浜育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
25
幼少期を丁寧に取材して描くのがこのシリーズの特徴な気がします。ターゲットとなっている子供たちにとって、そこはとても重要なはず。今まで読んだ本では彼女の辛い幼少時はさらりと描かれていたものが多かったので、描写はつらかったです。娘は描かれていないものの「パトロン」の仕組みに薄々感づいているもよう。どこまで表現して良いものなのかきっと作家さんや出版社も悩むところだと思いますが、貧しい女性がいかに蔑まれた存在だったか、女子には知っておいてもらいたいな、と思いました。2021/01/26
牛乳🐮
8
小2にすすめられて。 横書きの漫画は読み慣れないけど、わかりやすくまとめられていた。間に挟まるコラムもおもしろい。2022/02/02
snow
1
男性に尽くすものとされていた女性をファッションを通して解放した人物だと分かった。何事もやらなければならないと思ってしまう私にとっては憧れる生き方だ。また、マリリン・モンローが付けていた香水は、No.5という名前や容器のシンプルさが画期的だと分かった。シンプルさは、時に大きな武器になるのかもしれない。また、引退御、70歳で復帰するという執念はすごいと思う。2022/05/05
jessy
1
フランス生まれ、修道院育ち。女性に自由はなく男性に従うことが当たり前だった時代。 自らの力でお金を稼ぎ、成功をおさめていくシャネル。その中でのテーマは男性目線ではなく女性自身が着たいと思うもの、実用的なものだった。香水の秘話、黒いドレスなど今では当たり前の事がそうではなかった時代。シャネルの感性と強い意志は相当革新的だったんだろうと思う。2022/03/01
merry
0
子ども向けの本だけどシャネルの名前しか知らなかったので、驚くことがたくさんあった。ふだんまったく香水はつけないけれど、何かひとつほしいなあと思わせるエピソード。2017/12/10