出版社内容情報
ジェンは、ユイの家の飼い犬。
亡くなったはずの先住犬テリーがときどき現れるが、なぜかジェン以外には姿が見えない。
それを快く思わないジェン。
そんなある日、ユイがたいへんなことに!
ジェンはとっさにテリーに助けを求めるが…。
ジェン、どうする?
飼い犬と先住犬の心あたたまるお話。
内容説明
ぼくは、ジェン。ユイの家にいるゴールデンレトリバー。このごろ、なんだかおもしろくないんだ。だって、まえにいたイヌのテリーがあらわれるんだもの。ねえ、テリー。ここは、ぼくの家なんだよー。
著者等紹介
草野あきこ[クサノアキコ]
福岡女子短期大学卒業。第32回福島正実記念SF童話賞大賞受賞。『おばけ道、ただいま工事中!?』(岩崎書店)でデビュー、同作品で第49回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『魔女ののろいアメ』(PHP研究所)で第65回青少年読書感想文全国コンクール(小学校低学年の部)課題図書
永島壮矢[ナガシマソウヤ]
神奈川県生まれ。鉄鋼業界の営業マンを経て、30歳の時にイラストレーターを目指す。2009年ノート展、植原亮輔賞受賞。2016年東京装画賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
40
犬のジェンの一人称で語られる。テリーが死んで、泣いてばかりいたユイちゃんの元にやって来たのはジェン。遊んでいても、優しく撫でられてても、ユイちゃん家族に残る亡きテリーの面影…。何かとテリーと比較され、ジェンは嫉妬してしまいます。ある日、学校から帰ったユイちゃんの様子がいつもと違い…。ペットロスに苦しむ家族は、新しい子を迎えてもその気持ちに蓋をすることは出来ない。でも、わんちゃんの心の声が聴けたなら、新しく迎えられた子はこんな風に感じちゃうかもしれないよね。ジェンの中にも、テリーとの思い出が出来てよかった!2021/06/05
のり
9
ユイの家で飼われているゴールデンレトリバーのジェン。ジェンは、この家で前に飼われていた(死んでしまった)犬のテリーが時々見える。困らせっ子のジェンがテリーのおかげで成長する姿…良かった。テリー、いい犬だったんだなぁ、素敵な児童書。低学年から読める。2021/08/22
Theodore
1
話はあくまでも犬がメイン。飼い主の女の子にいいところが1つもない、ただの助けられキャラと化しているのが残念。飼い主なら飼い主らしく威厳を見せないと…。だからジェンにいつも馬鹿にされちゃうのよw 一見すると犬って人間に従順に思えるけど、飼い方を間違えると容易に牙をむくようになっちゃうからね。2022/06/14
のん
1
(未読)2021/03/24
むらさき
0
①ひとりよみ。前に読んだことあるし、おぼえてたけどなぁ。2022/07/19
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