出版社内容情報
ある日、フリーマーケットであこがれの変身ベルトを手に入れたタクミ。
それを乱暴なクラスメートに奪われてしまうが、怒りが発端となり変身ポーズをとったら、なんとサンダー仮面に変身してしまった!
喜びから一転、今度はもどり方がわからない!?
あこがれを持ち続ける子どもたちに捧ぐ、夢あふれるストーリー!
第37回福島正実記念SF童話賞大賞作品。
内容説明
ある日、フリーマーケットで「変身ベルト」をみつけた。ぼくの目は、くぎづけ。一歩も動けない。もう四年生なのに、子どもっぽいって?好きなものは、ずっと好きなんだ!そして、あこがれはまさかの現実に―。第37回福島正実記念SF童話賞大賞受賞作。
著者等紹介
やませたかゆき[ヤマセタカユキ]
北海学園大学卒業後、会社員として働きながら、創作活動に励む。『ぼくがぼくに変身する方法』で第37回福島正実記念SF童話賞大賞を受賞、デビュー作となる
はせがわはっち[ハセガワハッチ]
大阪府に生まれる。近畿大学卒業後、薬剤師としてのキャリアを持つ。2004年『おうだんほどうかります』で、おおしま手作り絵本コンクール最優秀賞、2015年『さらじいさん』で第16回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞。同作でブロンズ新社より絵本出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
74
児童書。4年生のタクミはフリーマーケットで「サンダー仮面」の変身ベルトを買った。周りの友達は変身ヒーローはもう子供っぽいというけれど、タクミは今でもヒーローが大好き。いじめっ子のボスノ(星野)にからかわれ逃げたタクミは、悔し涙を流しながら変身ポーズをとる。するとタクミはサンダー仮面に変身した。スーパージャンプやスーパーパワーに最初は喜んだが、元に戻れない。困ったタクミは友達に相談する▽自分だと知らせるやり取りが面白い。ヒーローはいつでも胸の中にいる。ハピエン。2024.8刊2025/01/17
kuragemaru
4
37回福島正実記念SF童話賞の大賞受賞作です。審査講評で石崎洋司氏が、公募新人賞は「将来性を、作品の成熟度に見るのか、作家の発想力に見るのか」によって結果が大きく違うと書いています。うーん、わかる! 選評や粗筋、そして本作を読んだ限りですが、大賞と佳作はどちらをどちらにするか、大論争だったろうなあ、と。本作は手堅く、過不足ない作品ですが、ドキドキワクワクはなかった。というのが正直な感想。SF童話賞と言うと、やはり『ぼくのじしんえにっき』レベルを期待しちゃうんですよね。2024/08/15
芦屋和音
3
小4のタクミはフリマで変身ベルトを手に入れる。ベルトをして変身ポーズをとったら本当に変身してしまったけれど、戻り方がわからない!? バカにされても「好き」に一直線な主人公の姿は素敵です。部屋を汚さないように、紙の上にブーツを履いた足を乗せるヒーローの姿はクスっと面白い😂第37回福島正実記念SF童話賞大賞受賞作。2024/10/13
ぞだぐぁ
1
『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズみたいな感じかと思って読んでみた。 結論だとヒャダインの『半パン魂』みたいな感じ。 世間的には小学生の高学年なら卒業しているものと言う認識をされている特撮ヒーロー好きな少年が、フリマで入手した変身ベルトを付けたら変身してしまったという話。 どうすれば元に戻るのかとか、変身後の姿も自分であることを友達に理解してもらおうとするところとかSFでありそうな展開で面白い箇所があった。2024/10/17
安部農丸
1
そこは重要なところでないというのはわかるんだけど サンダー仮面という作品がどういうのものなのか気になるというか おそらく10数年続くシリーズ物の実写作品だろうとは思うけど世代の違うお兄さんと話が通じるというのがよくわからん2024/10/11