内容説明
にんげんたちがやまざとにすむようになり、どうぶつたちはやまおくにおいやられていきました。いもとようこ最新作!命を考える絵本。
著者等紹介
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油絵科卒。『ねこの絵本』(講談社)『そばのはなさいたひ』(佼成出版社)で、ボローニャ国際児童図書展エルバ賞2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本(1)』(講談社)で同展グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
30
人里から戻らなかったくまさんの両親。孤独を知るくまさんは、孤児のうさぎさんやきつねさんに森の食べ物を分け与え仲良く暮らしています。しかしある年、森の食べ物は不作で、みんな飢えていました。くまさんは決心し山里へおりていったのです。2023年、熊の被害が急増。猟友会、愛護団体、行政。その構図に熊と住民が立ち往生しています。ナミブ砂漠にだけ生息するデザートライオンは遊牧民の家畜を襲い、捕獲により絶滅の淵にいます。しかし双方の共生を模索する団体が現れました。各々の立場を主張するだけでなく共生の道を模索しませんか。2023/12/01
anne@灯れ松明の火
27
隣市分館、読み聞かせ講座で、参加者が選び、読んだ作品。今、山深いところにお住まいなので選んだそうだ。野生動物が畑などを荒らすことが問題になっているが、山にあったエサをなくしたのは人ではないのか? 人と動物が共存する手立てを考えなくては……。親を亡くした悲しみから、周りの小さな動物を守ってきた「くま」。里へ下りると危険だからダメと言い続けてきたのに……。「ずっとそばに」という温かい響きのタイトルなのに、ラストはあまりにも悲しい。これを読み聞かせするのはすごく難しいと思う。2018/11/09
まま
24
えっ💦待って💦そこで終わるの!?( இωஇ ) 2020/08/13
3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛
21
これは涙なくしては読めない。つらくて悲しい。ずっとそばにいるよ。だけどやっぱり声が聞きたいよ。一緒にいて動く姿も、温かい手も感じたいよ。2020/07/02
haru
20
購入本。表紙の絵とは裏腹にとっても重い絵本。我が子に読み聞かせをしていても、途中で涙が出てしまい、きちんと読み聞かせができません。人間たちが山の環境を変えてしまった為に動物達の食べ物がどんどん減っていっています。ある日生きる為に山里に下りて行ったクマがでっぽうに撃たれて、、、。悲しいけれどこの現実を知るのは大事なことだと思いました。2015/10/10