出版社内容情報
沼の近くにある、かえるのおもてめしやさん。年に一度、看板が裏返って、うらめしやさんになります。いつもとは違ったお客さんが続々とやってきて……お盆の季節のお話。
内容説明
ぬまからとおくないところにかえるのおもてめしやさんはあります。なつがちかづくとかえるさんはふくふくとうれしいきもちがわいてきます。そしてかんばんをうらがえしにすると、いつもとはちがうおきゃくさんたちがやってくるのです。
著者等紹介
戸田和代[トダカズヨ]
東京生まれ。『ないないねこのなくしもの』(くもん出版)で日本児童文芸家協会新人賞、『きつねのでんわボックス』(金の星社)で浜田広介賞を受賞
よしおかひろこ[ヨシオカヒロコ]
1980年生まれ。日本児童教育専門学校絵本専攻科中退。かえるのオリジナルグッズを制作。グループ展などに出品
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
57
カエルの飯屋さんのお話。普段は「おもてめしや」の看板を出して、普通の食堂を営んでいるのだが、夏が近づくと看板を裏返して「うらめしや」に。すると、いろんな動物たちのご先祖様の霊が、やってくるのだった。生きてる動物たちも、ご先祖様に会うためにカエルの「うらめしや」を訪れるのだった。お客さんは、ご先祖様に生まれた子供を紹介したり、歌や踊りの芸の上達を報告したりと、それぞれの時間を過ごす。賑わっている中、ビーバーくんのご先祖だけがなかなか来ないのだが…。理由が泣かせる。まさか絵本で先祖供養について教えられるとは。2016/10/09
ヒラP@ehon.gohon
22
「うらめしや」がふだんは「おもてめしや」だとは知りませんでした。 日ごろはやって来ることのない、ご先祖様たちが集まって来るうらめしやでは、様々な再会が見られてちょっとなごみました。 怖くない幽霊の絵本です。2024/05/31
うとうと
16
かえるの"おもてめしや"さんはごはんやさん。夏が近づくとかえるさんはお店の看板を裏返し、"うらめしや"さんに。うらめしやさんにはご先祖さまたちがやってくるのです。/ こちらで教えていただいた本。お盆にぴったり。 ご先祖さまがやってくる「うらめしやさん」ってネーミングがいい!冥土からのおみやげを持ってくるというのも(笑) ほのぼのとした絵が可愛いです。2024/07/29
anne@灯れ松明の火
16
隣市図書館で。かえるのお店屋さんシリーズ。タイトルは”うらめしや”だけれど、中身の最初は”おもてめしや”。おや?と思ったら、ある1日だけ、うらめしやに変身。さあ、一体いつのことだと思う? 表紙は、地味な色で、ちょっぴり怖そう?だけれど、実はとってもあったかいお話!2012/07/21
ごへいもち
15
読友さんご紹介本。いいなぁ。絵も可愛い2024/06/06
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- 和書
- おおさこのかや