出版社内容情報
依頼人の無実を証明するために、法廷で検察側と闘う、弁護士のペリー・メイスン。どんな困難な弁護もあきらめない男。法廷でのかけひき、美人秘書デラとの冒険に胸踊る作品。 小学生中学年から
内容説明
地方の名門の旧家の子息で億万長者のウィネット少佐。結婚したばかりの妻が家出し、少佐はメイスンに妻のマーシャをさがすよう依頼しました。失踪の前日に泥棒が入り、妻の宝石が盗まれていました。そのときに、ツバメが鳴き叫んだと少佐は証言しますが…。マーシャを追うメイスンたちの前に怪しい人物たちが姿を現します。法廷劇ではないが、トリックと物語の展開が絶妙な傑作ミステリー。
著者等紹介
ガードナー,E.S.
1889年、アメリカのマサチューセッツ州生まれ。弁護士の仕事のかたわら作家をめざして、34歳からの10年間に、何百という短編小説を雑誌に発表。1933年にペリー・メイスンの初登場作『ビロードの爪』を発表以後、一躍人気作家となる。代表作のペリー・メイスンの法廷物シリーズは、長編でも80作以上執筆。テレビや映画でも好評を得た
堀内一郎[ホリウチイチロウ]
1943年東京に生まれる。東京大学仏文科卒。翻訳家。主な訳書に「ヒトラーが怖れた男」「チューインガムとスパゲッティ」「ルネサンス」などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永田 誠治
5
ペリー・メイスンものは、『ビロードの爪』以来、2作目。しかも児童書で、ペリー・メイスンは珍しいのでは?ペリー・メイスンは今でこそよくある、無実の弱き依頼人のために、真実を解き明かす、弁護士探偵モノの走り。しかもその著作の多さは群を向いており、「ザ・アメリカン・ヒーロー」と言っても過言ではないくらいアメリカ人に慕われているそうです。本作は法廷シーンのないメイスンものですが、けっこう面白いです。メモのくだりが分かりづらいけど(笑)。ただタイトルのツバメ、あんま関係なくない?(笑)2022/11/20
三丁目の書生
3
チームで調査するのが斬新。 色々怪しい人物が登場して事情が複雑に絡んでいるのが興味深い。最後、新証言の連続で二転三転。知的でスピーディな作品で、アメリカで人気あるというのも分かります。 しかし、最後駆け足で説明不足なところがあり、小学生にとっては少し置いてけぼりのようなところがあり難しいのではと思いました。実は私も真相については確実なところは把握できていないとは思うのですが、雰囲気で楽しめました。 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2025/01/13/175419 2025/01/19
kiriya shinichiro
2
ペリー・メイスンを読んだことがなかったなと思って……新刊で買える状態でないので借りてきました。事件そのものは古色蒼然としてるけど、展開はスピーディーで飽きさせない。ただし結末は「えっ、それで終わり?」でちょっと簡略化しすぎてないでしょうか……彼の本業はこれからのアクションだよね?2017/08/08
悸村成一
1
児童書。映画もテレビ・ドラマも観た記憶がないのでスピーディな展開を楽しめた。図書館本。 1682015/12/14
-
- 洋書
- Boys Alive