出版社内容情報
もっとも探偵らしくない名探偵、まープルおばさん。人間の性質や心理を知りぬいているミス・マープルの鋭い推理で迷宮入りの事件の真相をあばく。 小学生中学年から
内容説明
ミス・マープルの家に、甥のレーモンドをはじめ、元警視総監や弁護士、牧師、女流画家の6人が集まりました。6人は「火曜クラブ」を結成。火曜の夜、迷宮入り事件を語り、推理しあいます。小説家のレーモンドは、金塊をつみこんだスペインの沈没船のことを聞き、コーンウォール州の海岸の村へ訪れた話をはじめます。そこでは、ロマンチックな金塊さがしの話が現実に起こっていました…!レーモンドが巻きこまれた事件の真相は?他『火曜クラブ』『すばらしいメード』『管理人の老女』を収録。
著者等紹介
クリスティー,アガサ
1890年、イギリスのトーキーに生まれる。あざやかなトリックや心理描写のおもしろさで、「ミステリーの女王」と呼ばれた。少女のころから空想好きで、いつも小説や詩を読んでいた。作家となったのは結婚後のこと。代表作は『そして誰もいなくなった』『アクロイド殺人事件』『オリエント急行の殺人』など。映画やテレビでも名作が多い
各務三郎[カガミサブロウ]
1936年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業。「ミステリ・マガジン」編集長をへて、ミステリー評論家、翻訳家となる。『赤い鰊のいる海』『わたしのミステリー・ノート』『名探偵マープルおばさん』など著訳書多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永田 誠治
3
表題作の他、『火曜クラブ』、『すばらしいメード』、『管理人の老女』の4編。何かでも触れたけど作者はポワロよりこのマープルおばさんの方が好きだったよう。前半の2編は『ミス・マープルと13の謎』からだけど、「火曜クラブ」という村のインテリが集まって難事件を解き合うなんて、ミステリ好きにはサイコーの舞台。そして小さな村のおばさんが解く事件だからコージー的かと思いきや、かなりの本格、意外性。令和の現代でも十分通用します。巻末のセント・メアリ・リードの地図が楽しい。誰かパスティーシュ『ヤング・マープル』書いて欲しい2022/03/22
三丁目の書生
2
全て火曜クラブからの作品にした方が世界観が統一されていて子ども達には分かりやすいのでは、とも思いますが、しかし後半2作品も発想の転換が鮮やかでミス・マープルシリーズのすごさを実感できる作品です。 こういう作品を子ども時代から愛読していると、発想力や想像力が発達して、日常生活がエキサイティングに・いやエキセントリックに感じられるのではないでしょうか? https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/07/15/1605012024/07/17
あみや
1
子どもの本で、短くまとめてあるのだろうけれど、面白かった。大人向けのを読んでみたい。2022/05/20
遠藤三春
1
火曜クラブ、謎の金塊事件、素晴らしいメード、管理人の老女の四編。金塊のやつは火曜クラブと繋がってるけど。火曜クラブの話は他にもいっぱいあるのかしら?まだマープルさんの話をそんな知らないからわかんないな。メードの話は先日読んだ初めてのミステリーシリーズに入っていた気がする。どれも面白かったけど火曜クラブがやはりいいな。これぞ安楽椅子探偵。素敵。巻末にマープルさんの年表やら作品の紹介など納めてあったのもわかりやすくて良い。2020/09/01
悸村成一
0
児童書。全4編。図書館本。 272016/02/07
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