内容説明
この街にきて、もうすぐ四年の春。クラスメートと別れてしまうそのさびしさと未来への不安をもちつつ、はるひは、アカネヒメに今の自分の気持ちをはなす。そして、これからもふたりは共に歩みつづけるはずだったのだが…。アカネヒメ物語シリーズ、完結編。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年、長崎県に生まれる。作品に『ちいさいえりちゃん』(あかね書房・毎日童話新人賞最優秀賞・椋鳩十児童文学賞)などがある
森友典子[モリトモノリコ]
1957年、大阪府生まれ
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感想・レビュー
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小梅さん。
2
シリーズ完結編。 はるひも小学校卒業の日が近付いている。 寂しいよね。 でも、そんなはるひに届いたオカリナの音色。 その優しい音色が、はるひの寂しさを癒してくれる。 また1つ成長したはるひが、いとおしくなる。 ほんの少し、そんなに急いで大人にならないで、なんて気持ちもあったりして(笑) はるひとアカネヒメの友情は永遠だよね。 なのに、なんて事が起こるんだろ。 アカネヒメの決断に、私も泣きそうになる。2016/02/13
sumireno
0
小さい頃に好きだった本。初めて読んだときは、アカネヒメが眠りについたことにまず驚いて、遠い未来に話の時間軸がとんだことにも驚いた。ハルヒとアカネヒメが再会できなかったことは寂しいかった。アカネヒメが大人の姿になって風早の街を守るところがすごく好き。2013/11/14