内容説明
ぼくは若宮光、小学五年生。好きなことばは通天閣。座右の銘は新世界。こんど、ぼくのクラスに、吉水よし美という女の子が転校してきた。よし美は出逢劇団という大衆演劇の一座のチビッコリーダーだという。はじめてよし美の舞台をみたぼくは、出逢劇団の大ファンになり、一座に出入りするようになった。そんな矢先に、小さな宿屋を切り盛りしていたお母ちゃんがガンを宣告された。大阪・新世界に生きる人びとをあたたかいまなざしで描く。小学校中・高学年向き。
著者等紹介
浅田宗一郎[アサダソウイチロウ]
1964年、大阪市生まれ。龍谷大学文学部卒業。浄土真宗本願寺派僧侶。日本児童文芸家協会会員。日本児童文学者協会会員。プレアデス同人。日本児童文芸家協会創作コンクール幼年部門・中学年部門・高学年部門入賞。『さるすべりランナーズ』(岩崎書店)で二〇〇五年度日本児童文芸家協会新人賞受賞
渡瀬のぞみ[ワタセノゾミ]
1967年、愛知県生まれ。愛知県在住の漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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