出版社内容情報
ドルフィン・エクスプレスは海の特急貨物便。スピードが売り物の商売だ。ある日、テールが配達をたのまれた、小さな包みの送り主は、伝説のヨットレーサー黒ねこサンゴロウだった! そしてその不思議な包みの中身とは・・・? スピード感あふれるストーリー展開で一気に読んでしまう魅力的なお話。路傍の石文学賞、赤い鳥さし絵賞受賞「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)の姉妹編。 小学生中学年から
内容説明
ドルフィン・エクスプレスは海の特急貨物便。スピードが売りのものの商売だ。ある日、配達をたのまれた小さな包みの送り主は、あの伝説のヨットレーサー黒ねこサンゴロウだった!そしてそのふしぎな包みの中身とは…。
著者等紹介
竹下文子[タケシタフミコ]
1957年福岡県生まれ。東京学芸大学卒業
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年東京都生まれ。東京芸術大学中退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
67
波を越え、勢いよく進む船⛵に乗っているような爽快さを感じながら読み終えました。大人が読んでも満足できるシリーズだと私は思います。2022/07/27
つくよみ
53
図書館本:黒ねこサンゴロウシリーズの世界で、新たな冒険の幕が上がる。今シリーズの主人公は、島と島を結ぶ特急貨物便「ドルフィン・エクスプレス」に勤めるテール。ある日、小さな包みを配達するも、届け先に受け取り拒否されてしまう。やむを得ず、送り主に荷物を届けることにしたが、その送り主は、伝説のレーサー黒ねこサンゴロウだった・・・。何故、腕利きの船乗りサンゴロウは、自分で荷物を届けなかったのか?その小さな荷物の正体は?サンゴロウとの交流を通じて、この主人公が今後、どう成長していくのか?先が楽しみなシリーズ。2013/12/19
ひめか*
17
10歳の時黒ねこサンゴロウにハマるも、このシリーズは図書館にも学校図書室にもなくて、大人になった今ようやく読んだ。これは大人の物語なんではないかと思った。給料が安いなかできつい仕事をしていかなくてはいけない辛さ。大人だからこそ共感できるのではないか。エクスプレス便の配達員・テールはサンゴロウと違うタイプのはずなのにどこか似たものを感じた。仕事熱心で一生懸命なところ惚れる。「あんたは俺の夢だった、あんたに会うのをずっと待ってた」ってまた男のロマンを感じさせるよ…二人ともかっこいい。テールの未来を応援したい。2020/02/14
七月せら
13
本人はあまりそうは思っていないようだけれど、仕事に対するというか操縦の腕に対するプライドが感じられて、ドルフィンエクスプレス配達員のテールも結構格好いい。でもやっぱり、これからテールがどんな夢を掴んでいくのか楽しみです。最後にもくじページに添えられた絵を見て、あ、これは、とにこにこ。2016/05/23
クサナギ
8
昔サンゴロウシリーズより前に読んだような記憶が……でも内容忘れてました(笑)サンゴロウシリーズ読んでから読むと、あ、この子は!(^-^)この島って……(^o^)と、嬉しい発見。そしてサンゴロウに再会!ああ、たまらなく好き!主人公もカッコいいです。2016/11/27